2005/03/10
 フィリピン中部のボホール島マビニで9日、イモを揚げて作ったキャッサバと呼ばれる菓子を食べた小学生少なくとも25人が死亡し、80人近くが病院に運ばれた。
 キャッサバは、地元民がおやつとして食べているもので、マビニの町長は、子供たちは午前の休憩時間にこれを食べ、約30分後に症状を訴えたと説明した。
 児童69人を受け入れた病院の医師は、「子供たちは吐き気や腹痛を訴えていた」と説明、7人は病院に運ばれた時点で死亡していたと述べた。
 キャッサバは適切な調理をしないと有害な青酸を生ずる場合があり、地元医師らは青酸が原因だったとみている。
キャッサバ(カサバ)には毒性のあるシアン加工物(青酸)が含まれているらしい。キャッサバとはタピオカの原料であり、調理法によっては毒が残るらしく、今回はその調理法に問題があったようだ。それにしても、30名近い死者を出すとは大事件である。

小学校に売りに来たキャッサバ・ケーキを、児童たち何の警戒もなしに食べたのだろう。しかも、子供を亡くした親に責められ、自分が作ったキャッサバケーキが原因ではないことを証明するため残りのキャッサバケーキを食べた露天商も重体で危険な状態とのこと。

このニュースを見たときは、キャッサバって何だろう、おそらく食べたことないなぁと思っていたが、職場の人に聞いてみると「この前、ココに売りに来たキャッサバ・ケーキを一緒に食べたじゃん!」と言われた・・・。あぁ…、あれがキャッサバなのか。

食べ物を売るのに許可も免許も必要ない無法地帯のフィリピンでは、食中毒になるもならないも“運”だと思う。我々が食べたのはたまたま大丈夫だっただけど、今回ボホールで起きた集団食中毒もたまたま運が悪かったとしか言いようがない。

こんな事件が起きても、この国では、今でも普通にキャッサバが売られていることだろう。そして、多くの人がキャッサバを食していることだろう。

再来週、ボホールに行くことを計画している。
日本からのゲストと行く予定なので、気を付けないと。

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| ニュース | 2005/03/10 12:00 AM | comments (0) | trackback (2) |
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