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2004年7月の日記

2004年7月28日(Wed)
快適な日々
2004年7月26日(Mon)
Shangri-La
2004年7月23日(Fri)
研修終了
2004年7月22日(Thu)
Sir
2004年7月19日(Mon)
怒濤の一日
2004年7月16日(Fri)
最近のニュース
2004年7月12日(Mon)
隊員総会へ
2004年7月5日(Mon)
オフィス撮影
2004年7月2日(Fri)
水シャワー
2004年7月1日(Thu)
Holiday
快適な日々
日本では猛暑・酷暑が続いているようですね。
東京で史上最高の39度を記録したと聞いた。
そんな暑い中スーツ着て通勤したくないな。
一体、どうなっちゃったんだ?地球は。

ここセブでは、最近とても過ごしやすい。
今は雨季ということで(セブはフィリピンの中で、他の地域ほど乾季・雨季の区別がないと言われている)、雨は毎日のように降るけど、一日中降り続くということはまずない。夕方に1〜2時間降る程度。日本のように台風が直撃するということも、セブにはない。

夜なんかエアコンなしでも快適に過ごせるような気候なのである。その分、水シャワーが一段とつらい…。意外に思う人もいるかもしれないが、昼間でも窓を開けっ放しにして風通しを良くしておけば、エアコンなしで過ごせるだろう(オフィスはエアコンが効き過ぎて寒いくらい)。

フィリピンで最も暑い4月、しかもマニラに到着したので、あの酷暑と比較すると最近は涼しく快適に感じる。とは言っても、一年中、海に入れるような気候なんだから、日本でいう春や秋とは全く異なるんだけどね。
2004年7月28日(Wed)  No.59

Shangri-La
週末に、セブで随一と言われるリゾートホテル「Shangri-La’s Mactan Island Resort」に行って来た。マクタンのいわゆる“リゾート”がどんなものなのか、一度見てみたかったし。

もちろん宿泊したわけではない。このホテルに1泊しただけで、おそらく我々隊員が支給される1ヶ月分のアラワンスが消えることだろう。ホテルが所有するプライベートビーチとプールは、入場料(昼食込み)を支払えば宿泊客でなくても利用できるのだ。

敷地を一歩外に出ると、フィリピン人のごく普通の生活区域なのだが、シャングリラの敷地内との差にびっくり。境界を隔てて、こんなにも世界が違うのかという感想を持った。完全に現地人を入れないようにしているし…。観光客にとってはセキュリティの観点から安心かもしれないが、実際のところ、極端なまでの包囲の仕方に対してフィリピン人はどう思っているのだろう。

日本人も数組いたけど、宿泊客の大部分が韓国人、それ以外は欧米人だった。547部屋もあるマンモス級のリゾート。ホテル内では日本語だけでも過ごせそうだし、さすがシャングリラという印象を受けた。

とにかく、1日のんびり過ごせた。
泳いで、食べて、寝て、泳いで、食べて、飲んで…。
先週一週間はとても疲れていたため、いいリフレッシュができた。

 [写真(左):ホテル内のプール]
 [写真(右):プライベートビーチ]
2004年7月26日(Mon)  No.58

研修終了
この1週間、受け入れていた高校生の研修が、終わった。

月曜日からびっちりのスケジュールで、研修の準備も前日になってしまい、スムーズにいかなかったように思う。まぁ、それは研修が始まる前日に依頼をして、依頼をした同僚が消えたってことを考えれば、仕方のないことかな。

今回の研修を振り返ると、まだまだ自身が未熟であると感じた。特に講義で英語が出てこないことがしばしば...。英語での長時間の講義がこんなにも体力を消耗するとは...。

研修を通して、生徒達は自分のことをどう見ているんだろうということが知りたかったので、「Evaluation form」を作成し、記入してもらった。内容はこれから確認しようと思うのだが、少しドキドキである。
最後、生徒との別れ際にプレゼントをもらった。FDだった。中身をチェックすると、今回教えたPowerPointを使って感謝の言葉が並べられていた。ちゃんと理解してくれたんだね。正直嬉しい。

まだまだ活動は始まったばかり。
今回の経験を一つのステップとしていきたい。
2004年7月23日(Fri)  No.57

Sir
受け持った研修も32時間、つまり4/5が終了。
あとは、明日を残すのみ。

今週は毎日毎日、翌日の講義や実習の準備で睡眠時間が4時間になっている。フィリピンに来てから最低7時間、多いときは8―9時間も寝るという健康的な生活をしていたので、今の生活はとってもしんどい。日本にいた時なら、このくらいの睡眠時間では大したことはないんだろうけど、もうフィリピンでの生活に身体が順応してしまったようだ。

準備は大変だけど、研修自体は結構楽しい。
生徒達に「Sir(サー)」と呼ばれる。
フィリピンでは目上の人をこう呼ぶみたいだ。
「Sir」の後に名前を付けて、“Sir. ○○”となる。
「Sir」なんて、かなり偉くなったような気分になる。
ちなみに、女性は「Ma’am(マム)」と呼ばれる。

生徒達は日本や日本語に興味があるらしく、研修とは関係ないお喋りもする。これが面白い。彼らの知っている日本語の一例を挙げると、「Oishi」、「Aji-ichiban」、「Moshi-moshi」、「Samurai」、「Nanashi-no-gonbei」、「Sou-desu-ka」、「Hara-ippai」、「Tokyo」など。それぞれの意味を聞かれ、答えに窮することも。つーか、何で君達は「名無しの言兵衛」なんて言葉を知っているの?答えようがないじゃん。

明日で一段落。
とてもいい経験をさせてもらっている。
明日は打ち上げだ!
2004年7月22日(Thu)  No.56

怒濤の一日
先週の金曜日の午後のことである。
一人の同僚から仕事の依頼があった。
「来週1週間、月〜金まで高校生がOJTを目的としてオフィスにやって来る。1日8時間で合計40時間。時間はたっぷりあるから有意義に使って、生徒のスキルに合わせた研修を行って欲しい。」

よっ、40時間??
突然言われても・・・準備をしなくてはならない。しかも、受け入れる高校生のスキルや知識のレベルが分からないと、何を講義していいのかも分からない。突然全てを任されるのには不安があったので、その旨を同僚に説明。月曜日にやる講義の資料を作ることを承諾し、とにかく月曜日の朝に受入先の先生と話をしようということになった。

その日は遅くまでかけて、全体スケジュール(仮)と月曜日に行うプレゼンの資料を作成し、何とか形にすることができた。土日はセブ島の中のリゾートエリアの一つでもあるモアルボアルに行き、美しいビーチを満喫し、翌週のことを忘れてしまうんじゃないかと思うほど楽しんできた。


そして、今日、予定通り9時にオフィスに行くと…。
金曜日に研修の件を依頼した同僚が居ない。さらに同僚の約半数が今日から1週間出張と旅行で不在とのこと。

依頼した張本人が不在。
そして、高校から届いた資料も見つからない。
おいおいおいおい、はめられた?
と一瞬思いはしたものの、今週1週間の研修を一任されたと分かり、気が遠くなった。まずは先生・生徒と対面し、現状のスキルとやってもらいたい内容について確認するも、どうもお任せの状態。ただ、今回の講師が日本人と聞いていたらしく、会うのを楽しみにしていてくれたようだ。最初から手探り状態の中、研修を始め、生徒のスキルが大体把握できたところで、何をこの1週間で学びたいかを聞き出し、スケジュールを立てた。講義だけだと味気ないので、実習を中心にやろうということになった。
何とかなるかな。何とかしなくては…。

そんないっぱいいっぱいの日に、突然昼間にJICAの調整員から電話があり、今から配属先に行って活動の視察をさせてくれとのこと。アポなしで?しかも突然過ぎる。まぁ、研修中ということで都合はいいのだが、何せ準備不足なので、見せられるレベルのモノじゃないよなぁと不安になる。結局、JICA調整員と隊員1人がオフィスを訪れてくれて、研修の風景や働いているオフィス内を案内した。
慌ただしかったなぁ。

そして、夜。
マニラからセブに来た上述の調整員とJICA専門家、そして隊員10名で食事会が開催された。明日からのこともあるし、ギリギリまで行くか行かないか迷ったが、せっかくの機会なので、資料作成を途中で切り上げて参加することに。セブでは有名な日本食店(夢屋)に招待してくれて、食事はとっても美味しかったのだが、案の定、すぐに帰れる雰囲気ではなかった。
早く終えて家に帰してくれって、思いっきり態度に出ていたと思う。大人げない…。

そんなこんなで帰宅後に一仕事。
そろそろ2時半である。

赴任して最初の大仕事。
大変そうだけど、サポートしてくれる人が不在のため、自分次第になるわけだし、せっかく1週間もフィリピン人の学生と接することができるんだから、色々なことを教えてあげたいし、様々なことを吸収したいと思う。

この1週間は、気合いを入れて頑張ろうと思う。
睡眠時間がとても短くなりそうだな。
金曜日に美味しいビールが飲めるように!
2004年7月19日(Mon)  No.55

最近のニュース
イラクでフィリピン人が武装グループに拉致されるという事件が最近起きている。未だに人質は解放されていないらしい。
今日、イラクに派遣されている人道支援部隊のうち11人が撤退し、近日中に残りの隊員も撤退するとのこと。人質の命を救うことが第一であっても、こんなに簡単にイラクの要求をのむものなのか…。

もし、これが日本で起きていることだったら、しばらくトップ級のニュースになるだろう。しかし、フィリピンだからなのか、セブに居るからなのか・・・もちろん夕方配属先で見る現地のニュースでは放送されるものの、それほど大きい扱いではないように感じる。配属先にいてもフィリピン人がこのことを口にする人はいない(少なくとも自分が分かるビサヤ語では)。

こんなモノなのだろうか。
これも国民性?!
2004年7月16日(Fri)  No.53

TK  2004/07/19/23:53:49   No.54
フィリピンの人道支援部隊が全員退去した。武装勢力の要求に応じ、アメリカ等各国の反対を押し切り、期限を前倒して派遣を撤退するのはフィリピンが初らしい。
自国民の安全を最優先させるのは、フィリピンのお国柄なのか。日本も少しは見習ったらどうだろう。

隊員総会へ
先週は約1週間、隊員総会に出席するためにマニラへ行っていた。

半年に一度行われる健康診断に合わせて行われるもので、自身初となる隊員総会であった(今回は赴任直後ということで健康診断はなく、予防接種だけだったが)。

フィリピンに派遣されている協力隊員がマニラに集まり、JICA側に対する要望事項について話し合う場となっている。議論を行うだけでなく、隊員活動報告会、専門家との交流会、レクレーションツアー、コンピュータ隊員で実施したWeb Design Contest などが行われた。

まるで大学のサークルの合宿のようなに感じたのは自分だけだろうか。色々な人が集まり、様々な企画がありとっても楽しむことができた。セブ以外の同期の隊員とも、こんな機会がなければ会うことができないため、これは半年の一度の楽しみになるであろう。

総会中はけっこう自由に行動できる時間があった。
地方隊員(と言ったら御幣があるか?)のようにマニラに上京した際にまとめて買い物をする予定はなかったので、この時間を利用してマニラ近郊を観光してみた。世界的な知名度と言われる“マニラ湾の夕日”を見るため、夕暮れ時を狙ってロハス通りに行った。天気があまり良くなく旅行情報誌に載っているような素晴らしい夕日ではなかったが、サンミゲールビールを飲みながら見た夕日はとってもキレイでロマンチック!マニラにもこんな感動的な場所があるとは知らなかった…。

とにかく、まだ赴任3ヶ月で分からないことや不安なことが色々あるが、他の隊員の活動状況を生で聞ける場は貴重だと思う。抱えている問題や悩みが似ていたりすると、それにして話し合うだけで、自分の励みになる気がした。

 [写真:ロハス通り沿いから見たマニラ湾に沈む夕日]
2004年7月12日(Mon)  No.52

オフィス撮影
そろそろ赴任3ヶ月。
第1号報告書を書く時期となった。
もうそんな時期・・・早いものである。
来週には次の隊次が赴任されて来るというのだから、びっくり。

報告書に載せるための写真を幾つか用意しようと、配属先にある施設や機器を撮影した。PC類は古い機種が多いものの、一通りの設備は揃っている。特に、Broadband Wirelessのアンテナは、オフィスの入口近くにあり、大きくてけっこう目立つ。

 [写真:Wireless Access用のアンテナ]
2004年7月5日(Mon)  No.51

水シャワー
最近、寝苦しくなるほどの暑い夜はない。
時に、夕方に雨が降ると、気温が下がりとても涼しく感じる。
快適な気候。

だがしかし、ここで1つ問題がある。
涼しくなると、湯が出ないシャワーを浴びるのがけっこう辛いのだ。水シャワーを全身に掛けるのにちょっとした勇気と勢いが必要になったりする・・・。もちろん、そんなのは精神論なので、毎日冷たいシャワーを浴びていると、いつか風邪をひいてしまうんじゃないかと思ったり。

そこで、考え付いたのがシャワーを浴びる前にちょっとした運動。
といっても、夜に外出はできないので、広くはない部屋での運動となる。スクワットをしたり、ベッドの上で腹筋したり・・・汗が出てくるまで。エクササイズにもなるから一石二鳥かな。でも、酒を飲んできた日にこれらの運動をしてしまうと、酔いが早く回りそのまま寝てしまうこともあったり。

涼し過ぎる夜も考え物である。
2004年7月2日(Fri)  No.50

Holiday
昨日のことになるけど、昨日はHolidayだった。

アロヨ大統領が、マニラでの演説の後、セブシティで就任宣言を行うということで、前日からその準備などで大々的な交通規制が実施された。宣誓式がマニラ以外で行われたの初めてのことらしい。そして、その影響で学校・会社は全て休みになったというわけ。昨日が休みということを直前まで知らされておらず、突然の休暇の知らせに嬉しくなった。

そして、アロヨ大統領を一目見ようと、宣誓会場であるCebu Provincial Capitalまで行って来た。多くの警察や機動隊が至るところに待機する中、キャピタルに近づくと、そこはまるで“お祭り”状態。多くの野次馬や露店が並び、自分たちも遠くから大統領を見ようと、人込みをかけ分けたり場所を変えたりして頑張ってみた。アロヨさんが青い色の目立つドレスを着ていたということもあり、米粒程ではあったが、一応目撃成功!大満足!

それにしても、たかが大統領の就任式(しかも就任宣言自体は20分程度)でHolidayになるとは・・・。

 [写真(左):すごい人、中央の青いドレスがアロヨ大統領]
 [写真(右):道をふさぐ警邏隊]
2004年7月1日(Thu)  No.49

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