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     フィリピンタイム     


フィリピンには、フィリピン独特の特別な時間が流れている。
それを「フィリピン・タイム」と呼ぶ。

フィリピン人は私用においてもビジネスにおいてさえも、時間を気にしない。約束を守らないと言ったら言い過ぎだろうか。とにかく日本とは違いのんびりしている。

待ち合わせや打ち合わせが30分遅れるなんて当たり前。通常は1時間くらいだろうか。遅れた時にの言い訳としてよく耳にするのが、「Traffic!」という言葉。日本のように遅刻にいちいちイライラしていたらやっていけない。そうはいっても、日本の習慣が身に付いている最初の頃は気にする時期もあった。でも、一度割り切って生活を始めてみると、こんなに楽なことはない。時間の遅れを気にしないということは、自分が時間を守らなくても誰も文句は言わないのだ。最近は、ほとんど時間通りに行動しない習慣が染み付いてしまった。日本の社会に適合できるようになるのだろうか。

   

ちなみに、こちらの人は時間通りに行動することを「ジャパニーズ・タイム」、時間より突出して早く行動する人を「ジャーマン・タイム」と呼ぶ。 何故、“ジャーマン”なのかは不明である。


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