派遣前訓練21日目
2004/01/28
6:10 起床今日は一日「所外活動」が行われた。そのため、語学訓練はなかった。 「所外活動」というのは、いわゆるボランティア活動で、地域住民(ここでは二本松市・郡山市・福島市)との交流を深めることが目的である。受入先は障害者福祉施設・老人福祉施設・保育所・幼稚園・農家等、様々である。 当初、自分は幼稚園か酪農(牛の乳搾り)を希望していたが、定員オーバーで他に回されることいなった。 朝8:15に弁当をもらい、複数のバスに分かれて全隊員候補生が受入先へ向かった。まるで気分は遠足か修学旅行だった。ただ一つ不安なのは我々のグループ5人の受入先が特別養護老人ホームという、今まで経験したことのない施設だったことだ。 老人ホームに着き、さっそくオリエンテーションを受ける。“特別養護”と付くだけあって、普通の老人ホームとは違う。介護を必要とし、自分で何もかもできる人はまずいないとのことだった。やったことは、掃除・食事介護・会話・おやつ介護・ボール遊び。車椅子を押し、食堂まで連れて行き、自力で食事することができないおじいちゃん・おばあちゃんに食事の介護をする。皆、素直で美味しそうに食べてくれたのが印象的だった。 ただ、困ったのはコミュニケーションである。始めは何を話していいかすら分からなかったが、次第に出身地や福島周辺のことを話せばいいと理解。ただ、全く話せない利用者もおり、そして言葉遣いもどうしたらいいのか手探りだった。 あと2回(計3回)所外活動がある。 施設によって他のグループは、入浴や排泄までしたと言っていた。初心者がそこまでしていいのか甚だ疑問であるが...。 その点、今回行った受入先はスタッフの対応もよく、大きなことを求められない。かなり疲れるけど、これまでに経験したことのない体験ができるのは貴重だし、少しでも何かしらの役に立てればと思った。 |