派遣前訓練56日目
2004/03/03
6:10 起床今日は所外活動3回目、最終日である。 昨日まで何回も練習した歌と踊りを披露する日となった。 3回目ともなると、さすがに老人ホームに行くことに抵抗感がなくなっている。今日は3月3日・「雛祭り」ということもあり、イベントが行われるとのことだった。 朝のベッドメイキングと清掃、昼の食事介護以外は2館の老人ホームを回り、合計7回の公演を行った。『大きな栗の木の下』と『世界で一つだけの花』を踊り付きで歌い、アンコールでは『ふるさと』をおじいちゃん・おばあちゃんと歌った。普段の所外活動はジャージだが、今回ばっかりはビシっと決めようと、ちゃんと協力隊の制服を着用した。 7回ずつ歌うとぐったり。それでも、手拍子をしてくれたり、一緒に歌ってくれたり、しまいには感動して泣いてしまうおじいちゃん・おばあちゃんもおり、こっちも感動してしまった。老人ホームでの単調な毎日の生活、こういった刺激を求めているのだろうと感じた。 このような機会がなければ、老人ホームでボランティアをするなんてことはなかったであろう。本当に貴重な体験をさせてもらったと思う。 また、大の大人が10名、こんなに一生懸命になって歌や踊りの練習するのも、やはりこの先ないだろうなぁと感じた。忘れていた何かを思い出させてくれた気がする。 |