派遣前訓練79日目
2004/03/26
6:10 起床派遣前訓練79日目。 ついに迎えて最終日。 それでも、朝の集いはキチンと実施され、いつもと変わらずラジオ体操・ランニングを行った。最後の食事は「さよならバイキング」と名付けられた豪華朝食。沢山の種類の食事が用意されており、好きなモノを好きなだけ取って食べた。本当にNTCの食事は美味しい。その食事もこれが最後と思うと寂しかった。 合意書締結の後、居室の最後の片付け。全ての荷物をスーツケースとPCバッグに詰め込み、最後の行事である「解散式」に出席するため講堂に向かった。 約30分間の解散式。 これまでお世話になったスタッフ一人一人からお祝いと応援の言葉をもらった。聞くところによると、次の16年度1次隊は4月中旬から訓練が開始されるらしい。スタッフは本当に大変だなと感じた。その後、スタッフからNTCを出所する隊員に対して歌『フラワー(Kinki Kids)』が送られた。歌詞が今の我々に大変マッチしており、昨日同様、訓練生活を回想しながら聞いていた。 =============================== 僕らは愛の花咲かそうよ 苦しいことばっかりじゃないから こんなにがんばってる君がいる かなわない夢はないんだ 僕らの愛の花咲いたとき みんなで喜びをわかちあおう こんなにがんばってる僕もいる 一緒に夢をかなえよう =============================== 解散式の後、別れを惜しむかのようにエントランスやロータリーの前で集まり、写真を撮ったり、2年後必ず元気で会おうと約束を交わした。特に3ヶ月間、家族のように共に訓練を送った生活班の人と別れるのは辛いモノがあった。多くの人が涙を流しながら思い思いに別れの言葉を交わし合った。 臨時バスでNTC、そして岳温泉にさよならを告げ、郡山で昼食をとったり、しばらく郡山駅周辺で過ごした。そして、約3ヶ月振りに実家に帰宅。 家に戻ると不思議な気分である。 79日というと長い期間のような気がするが、実際は一瞬のように感じる。まだ、訓練生活のことを整理できていない。これからゆっくり整理したいとも思うが、渡航の準備がありそうもいかないんだろうな。 今言えることは、二本松青年海外協力隊訓練所での派遣前訓練、一生に一度しか味わえないようか貴重な体験をした。そして、沢山の素晴らしい仲間と出会えた。 |