先週の金曜日に、自身2度目となる大学を訪問した。
月曜日に、セブの大学に行ったのが初めてと書いておきながら、その週のうちに2度も行くとは...。
今回もサン・カルロス大学(University of San Carlos)だったが、月曜日に行ったのとは別のキャンパスで、比較的家から近い場所だった。何をしに行ったかと言うと・・・仕事ではなく、大学の授業見学。
サン・カルロス大学(University of San Carlos)はキャンパス内に併設されている博物館が、かの有名な旅行情報誌「地球の歩き方」の見所にも載っており、フィリピン最古、そしてセブの名門校として知られている。この大学で隊員が活動しており、その講義を2コマ見学させてもらった。
講座は日本語、レベルは初級、学生は18〜20歳(約8割が女子)。
フィリピン人は、複数のフィリピン語と英語を修得しており、語学力が優れると言われているが、日本語はそう簡単にはいかないようだ。そりゃそうだ、未知の者が平仮名・片仮名を覚えるのは大変だろう。NTCでタイ語やアラビア語を学んでいる候補生がいたが、文字から修得しなくてはいけない言語は、それだけで苦労が倍増する。大人になってから、日本語のようなアルファベットと似ても似つかない“変な文字”を読み書きできるようになるには、けっこうな努力が必要だと思う。そもそも、アルファベットを使うビサヤ語(セブアノ語)だって、自分にとっては凄く難しく感じるのに...。
今、職場で日本語の講座を開催してくれという話が出ており、このまま話が進展すれば簡単な講義を週一で行うかもしれない。けっこう日本語に興味があるフィリピンって多い。そういう意味でも日本語教師隊員の講義は、とても真似はできないまでも、参考になった。
大学の講義を聴講できる貴重な体験ができた。
フィリピンの大学のスタイルが分かったし、ゲストとして学生の前で自己紹介させてもらったのも良い思い出となった。
[写真:講義風景を教室の後ろから...]