爆竹テロリズム
2004/12/23
クリスマス、年末年始を迎えたフィリピン。
この時期になくてはならないモノは、「爆竹」・「花火」 だ。華僑の影響とも言われる。毎日毎日昼夜を問わず爆音は聞こえ、大音響に包まれる。深夜にまで何かが爆発したか?と思うような音に目覚めることも多々。 爆竹と言っても、日本にあるようなモノではなく、かなり大きなモノ。しかも、それをガキどもが面白がって路上に投げ飛ばす。人や車をわざとめがけて投げるという光景にも出くわした。だから、最近は爆竹を持っている子供の近くを歩くときは、細心の注意を払うようにして、通り過ぎた後でも、後ろを振り向かないといけない。 この爆竹、殺傷能力があることを付け加えておきたい。 大きさにもよると思うが、十分人を殺せる“爆弾”・“ダイナマイト”みたいなモノなのである。そんなモノを子供から大人までが街中に投げ込むフィリピンの街は…無差別テロの戦場と化してしまうようだ。 同僚からも特にクリスマスイブの夜と、元旦の夜は外出するなときつく言われた。毎年、クリスマス当日や元旦当日の新聞には「爆竹・花火で、○○人死亡・ ○○○人が指を切断・○○○軒が火事」という活字が載るそうだ。 毎年何人も亡くなっているのにも関わらず、辞めることはないそうだ。今年は何人がこのテロ儀式によって亡くなってしまうのだろうか。 爆竹でお祝いするのはいいが、巻き込まないでね。 |