おデブ比警察官
2005/05/08
フィリピン警官に関する面白い記事を見付けた。
見出しは「わいろで私腹?比の警官35%太りすぎ…スリム化作戦」。 フィリピン警官の35%(全国の警官11万5000人のうち4万人)が太りすぎであることが、国家警察総合病院の調べでこのほど分かった。 フィリピンの警察は信用してはならない。 これまで、日本人だけでなくフィリピン人からも言い聞かされてきた。 もちろん信用できる警察官も少なからずいるだろうが、警察(弁護士や政治家なども)に対する信用は低く、イメージも悪い。それは、賄賂や汚職に満ち溢れた世界だからであろう。 以前、こんな警官と出会ったことがある。 空港から帰宅するためにタクシーに乗っている時。 毎度のことだが、交通ルール無視のタクシーがかなりのスピードを出し、信号無視を続けていた(もちろん、このタクシーに限ったことではない)。信号無視をして右折した所で警官が待っており、止められた。フィリピンで乗車中に止められるのは珍しい。一体、どんな罰が下されるのだろうかと、人の不幸に興味津々だった。 その時、予想外の言葉が。 警官が、「P100払えば見逃してあげるよ。それともキップを切られたいか?」と言った。タクシーの運ちゃんは参ったなという仕草でP100を支払った。 運ちゃん曰く、「今はクリスマスシーズンだから、警察官もお小遣い稼ぎに必至なんだ。」と。こんなことが日常的に行われている社会。クリスマスだから金が必要という理由も分からないではないけれど、明らかな違法行為。金額は少ないまでも、贈賄の現場を見てしまった。 請求する警察官も、支払う運ちゃんも実に堂々としたモノだった。 降りるときメーターがP130を表示していたと思う。その時、運ちゃんに「警察にお小遣いあげっちゃったから、P30しか儲けがない。可哀想だと思うでしょ?チップちょうだい。」と言われた。唖然としたが、ジャストP130を払い、「あげるか、ボケ!」と言い残し、そこを立ち去った。 |