2005/07/20
訓練所(NTC)の同期で、ジンバブエに派遣されているHiraのブログで、平均寿命に関するエントリを読んだ。
長寿国は日本の82歳、アイスランド 並びにスイスの81歳、オーストラリア、スエーデン、カナダ、イタリア、フランスの80歳。逆に最短はジンバブエの36歳、ザンビアの38歳、マラウイの 40歳、シエラ・レオネの41歳、アンゴラの42歳。
 [出典は、コチラ]

日本は、平均寿命が世界一の国。
さらに、男性の平均寿命78.4歳、女性の平均寿命85.3歳も共に世界一である。

自分が日本国民の平均寿命まで生きられるとすると、これまで生きてきた年月の2倍の期間を生きることができる。つまり、まだ人生の3分の1(えっ、もう3分の1?)ということになる。偶然なのか運命なのかは分からないが、こんな世界一の国のもとに生を授かったことを感謝し幸せに思わないといけないだろう。


しかし、アフリカの国々に目を移すと、国民の平均寿命が36歳とか38歳だったりする。
もし自分がジンバブエ人だったら、あと10年も生きられずに寿命を迎えてしまうことになる。
日本の36歳と言えば、日本経済を支える現役バリバリの戦士であろう。
 (古田捕手や工藤投手といった現役プロ野球選手の方が年上となるわけだ


これらアフリカの国々で平均寿命が極端に低いのは、飢餓・貧困のために乳幼児の4人に1人が死んでいくということが大きな理由である。妊娠や出産に伴う女性の死亡率も高い。また、エイズやマラリアなどの感染症も蔓延している。
もちろん、「36歳」という数字は統計的な値であって、長生きしている人もいるだろう。それでも、この「平均寿命36歳」という事実は、頭をガツンとやられたような衝撃を覚えた。

協力隊に参加する前、日本で普通に生活を送っていた頃よりも、発展途上国のことを考えるようになったし、理解しているつもりでいた。赴任後は、フィリピンのスクワッター(不法占拠者)エリアと呼ばれる貧困地域に入り、街を実際にこの目で見て、そこの住民と接したこともある。この時も大きなショックを受けたが、世の中にはもっと過酷な環境があるんだということを痛感した。


微力ながら、何かできることはないのか。
そんなことを再びじっくり考えてみようと思う。


ちなみに、フィリピンの平均寿命は68歳で世界79位(2002年調べ)。
自分の予想よりも、高かった。




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| ニュース | 2005/07/20 11:59 PM | comments (7) | trackback (1) |
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