ジプニーが値上げ
2005/07/27
ジプニー(現地乗り合いバス)の初乗り運賃がP5からP6に値上げされた。
正確な初乗り運賃はP5.5だったのだが、この50センタボ(0.5ペソ)は切り捨てられていた。 昨年の6月まではP4だったのに、再びの値上げである。ここ1年ちょっとで料金が1.5倍にもなってしまった。 たったのP2、日本円で4円の値上げと思うなかれ。P2あれば、飴玉なら3つ/煙草なら2本/米(おにぎりのような)なら2つ/パンなら1個が買えてしまうのだ。 工夫次第では、色々なモノを買うことができる。 この“庶民の足”であるジプニーの値上げは、現地の人にとっては大きな問題なのである。 また、この「6」という数字がとても厄介。 これまでは5ペソ玉を用意すればよかったのに、これからは6ペソを準備しないといけない。持ち歩く小銭の量が増えそうだ。今まででも、買い物の際にちょうど支払える時でもジプニー用の小銭を作るために、敢えて札を出してお釣りをもらっていた。今後は、意識して小銭や小さい額の札を用意しないといけなそうだ。 ジプニーで100ペソ札以上の札を出すと、あからさまに嫌な顔をされたり、釣りがないと言われたりする。 なお、現在は移行期間らしく、全てのジプニーの初乗りがP6と言うわけではない。中には、まだP5のジプニーもある。同じ路線によっても2種類の初乗り運賃があり、違いがよく分からない。ドライバーによるんだろうと思う。 今朝オフィスに向かう際、「このジプニーはP5だろう!」と思い、P5を渡したら、「兄ちゃんP1足りないよ!」と注意され、恥ずかしい思いをしてしまった...。 ちなみに、メトロ・マニラのジプニーの初乗り運賃はP7.5だそうな。 |