同僚の日本行決定
2005/12/01
JICAが実施している事業「THE JAPAN-ASEAN YOUTH FRIENDSHIP PROGRAMME」に配属先の同僚を推薦することができる。
日本語で言うと「青少年招聘事業」。 参加資格(年齢18〜35歳、日本への渡航経験のない者)を満たし、審査に合格することが条件となる。合格すると、日本での滞在23日間で、専門分野に関連した視察・講義等に加え、ホームステイや同世代の日本人青年との交流が行われる。 行政・教育・農業など様々な分野があり、「情報技術通信(Information Technology)」分野が来年2月に行われる。これに条件を満たす同僚一人・Rose(24歳女性)を推薦し、9月に必要書類を提出していた。定員は22名。どのくらいの倍率かは分からないが、もしかしたら通るかもしれないとおもっていた。 そして、今日。 オフィスにFAXが送られてきた。 結果は、合格! 来年1月末にマニラにて日本語等の事前研修が行われ、2月1日にフィリピンを発つことになる。受入先はJICA大阪と地方プログラムで、2月23日まで日本に滞在する。 Roseの興奮状態ったら、凄かった。 これまでセブ島・ボホール島以外には行ったことがなかった子が、いきなり日本に行けることになるのだ。事前研修で訪れるマニラでさえ初めてなのである。しかも、航空代から宿泊・食事など諸々に掛かる費用は全てJICA持ち。もちろん、これは旅行ではなくて研修プログラムである。でも、それでも、憧れの国に行けるというのはここまで嬉しいことなんだなぁ。 大阪とは言っても2月は相当寒いだろう。 寒い季節を経験したことのないフィリピン人が、日本の冬をどう感じるのか。今まで話でしか聞いたことのなかった先進国である日本での23日間生活を通して、どんな感想を持つのか。 推薦した身としても、フィリピンへ帰国した後に話を聞くのが楽しみである。 とにかく今は、日本の文化や日本語を事前に学習したいそうなので、できる限り応援しようと思う。 正直言うと、本当に合格してRoseが日本に行けるとは思っていなかった。 もちろん、同僚の若い方では一番優秀で、最も日本に興味があると思ったから推薦したのだが...。他の同僚から見ると「なぜRoseが推薦されて、自分ではなかったのだろうか」と少なからず思っていることだろう。夕方、ちょっと、そんなニュアンスのことを言われて凹んだ。 |