国外脱出と絶望感
2005/12/02
世論調査の結果によると、フィリピン人の3人に1人は他国に移りたいと答え、およそ4分の1はフィリピンは絶望的だと考えていることが分かった。随分なアンケート結果だこと。 本当にフィリピン人は海外志向が強い。 稼ぎがいい国へ、簡単に出稼ぎに出てしまう。 そして、裕福な家庭だと一家で海外移住というのも多い。 英語を話すことができるというのが、海外で働くための武器になっている。 高学歴、能力のあるフィリピン人が給料の安いフィリピンに見切りを付けてしまう。優秀な人材の海外流失という政府が抱えている問題は、まだしばらく解決されることはないだろう。 また、「フィリピンは絶望的」という意見は前回調査の11%から2倍以上の23%に増えたらしい。“絶望的・・・”、そこまで言うかなぁ。 昨今の石油の高騰や拡大付加価値税(E-VAT)法の実施が、ここまで悲観的な考えにさせるのか。 |