クリスマス休戦
2005/12/19
クリスマス直前の週が始まった。
既にクリスマス休暇に入り、家族と過ごすため実家のある島に帰省している同僚もいる。今週は徐々に人が居なくなり、また職場でのクリスマス・パーティーもあるので、ほとんど仕事にならないだろう。便乗して思いっ切り怠けよう。 そして、特にこの週末から真夜中の花火と爆竹が増えてきた。 夜中の3時に、家の外で大きな爆竹が鳴り響くと、テロかと思って飛び起きてしまう。祝うのは勝手だけど、人の睡眠を妨げないでもらいたい。これが大晦日まで続くと思うと憂鬱...。 さて、今年もクリスマス休戦のニュース。 フィリピン国軍(AFP)は19日、毎年恒例となっている比共産党(CPP)の軍事部門(NPA)とのクリスマス休戦が「長くても2日程度」の短いものになると発表した。現在、大統領府の承認待ちだという。カトリックが8割以上を占めるフィリピン。 クリスマスを理由に紛争が停戦するのだ。 今年は2日程度らしいが、昨年は21日間のクリスマス休戦だった。 政府の一方的な停戦宣言であり、この間抗争が本当にゼロになるのかは定かではないが、アロヨ大統領の承認により国内紛争がストップするらしい。 でも、何なのだろう。 この違和感。 そんなことと言ってしまうとキリスト教信者には申し訳ないが、クリスマスを理由に停戦できちゃうわけ?これに従うことが本当にできるのなら、もう人の殺し合いなんてやめてしまえばいいのに...。クリスマス期間中だけ休戦して、それが明けたらまた戦闘再開というのはどうも違和感が残る。 考えようによっては美談に聞こえなくもないし、これを美談と言う人もいるが、果たしてそうなのだろうか。 |