2度目の海外年越し
2006/01/01
明けましておめでとうござます。
今年の年越しは、昨年のそれとは全く違った年越しだった(去年は、偶然にも年越しそばを食べ紅白歌合戦も見た)。 昨年末から旅に出ていた。 当初の予定ではSiquijor(シキホール)島でのんびり年越しをする予定だったのだが、わけあってDumaguete(ドゥマゲッティ)に行くことになってしまった...。前日(大晦日)の最終便でDumagueteに向かい、ここに来たときにいつも宿泊しているHarold’s Mansion Tourist Innへ午後7時に到着。 体調が良くなかったので、夕食とビールをフロントにオーダーし、部屋で待機していた。このホテルには全室にテレビがあり、ケーブルテレビを見ることができる。もちろんNHKも映るため、紅白歌合戦が生で見られることを喜んでいたのは言うまでもない。 しかし、午後7時半(日本時間で8時半)になっても、紅白歌合戦はやる気配を見せず、ペンギンやアザラシの特集をしているつまらない番組が続く。午後8時(日本時間で9時)を過ぎても、他のつまらない番組を放送するだけ。いくら何でもおかしい。視聴率が取れていない紅白でも9時には開始するだろう。 その時、ある隊員が言っていたことを思い出した。 NHKの海外向け番組は「NHKワールド」と「NHKワールド・プレミアム」の2種類があり、後者(プレミアムの方)が映らないと紅白歌合戦は見ることができない、そう言っていた気がする。おそらく、このホテルでは「NHKワールド」しか放送されないのだろう。 ショック...。 夕食をオーダーしてしまったため、部屋で食べないといけないし、爆竹の嵐のため知らない街を歩くのも気が引ける。仕方ないから、他の番組を見ながら時間を潰すことにした。 22:45からはNHKでは、「ゆく年くる年」が流れた。 この番組は、「NHKワールド」でも放送されるらしい。 日本は寒そうである(こんな感想しか持たなかった)。 「ゆく年くる年」ではカウントダウンをするわけではないので、サウスコリア(韓国)の番組に切り替えた。こちらは派手なコンサートが放送されており、カウントダウンの表示もされている。結局、なぜかサウスコリアの年明けの瞬間を見ていた。 その後、フィリピンの現地番組も面白くないので、ザッピングを繰り返していたところ「Harry Potter and the Prisoner of Azkaban」が放送されていたので、それを見ることにした。外の爆竹と花火の爆音が大きくなる時間帯に“そろそろ年明けかなぁ”と思ったが、特に意識することなく2006年になっていた。 そんな、しょぼい年越しでした。 さて、今年は青年海外協力隊の任期を終えて日本に帰国する年である。 否が応でも「日本社会への復帰」をしなければならない。 不安要素も大きいし、まだまだそんなことを考えたくもないのが正直な気持ち。 だが、 今年の目標は 「 無事に社会復帰を果たすこと 」 としよう。 もちろん、すぐに社会復帰できるとは思っていない。 2年間の開発途上国の暮らしを終えて帰国し、再び日本で働き元に戻るまで同じ2年という期間を要するという人もいる。焦らず、慌てず、マイペースに社会復帰をしていこうと思う。 そんな管理人ですが、2006年もヨロシクお願いします。 |