トイレ事情
2006/07/10
今日配信された現地ニュースより。
住宅の3分の1がトイレなしトイレ事情。 何をもって、“トイレがある”とか“トイレがない”と判断しているのだろう。 人間の生理的現象であるのだから、どの家庭にも必ず「用を足す場所」は存在するはずである。 でも、それを一般的に呼ぶ“トイレ”となるのかが論点となるのであろうか。 ここから、汚い話になります(要注意!)。 フィリピンでは、中には土に穴を掘っただけのトイレもあったが、最も一般的なのは簡易便器(洋式トイレの便座がないバージョン)があって、横にバケツが置いてるパターンが多い。そのバケツには水が貯めてあり、桶が付いている。 便座やトイレットペーパーなんてのは、ちょっと高級な、外国人が出入りしそうなレストランやホテルでしか見掛けない。そして、トイレットペーパーがあるトイレでも、紙は流さずに、ゴミ箱に入れないといけない。水流が弱いため、紙が流れないのだ。 フィリピンの一般的なトイレ 使い方は簡単。 用を足し、桶で水を汲み取り、手で洗う。 いわゆる「手動ウォシュレット」・「人的ウォシュレット」みたいな感じだ。 紙がないのだから仕方ない。その後は、自然乾燥させる。 一番最初の時、本当に抵抗感があった...。 着ているTシャツを破って、トイレットペーパー代わりに使おうかと真剣に考えた。人生で初のことである、手で拭くなんて・・・。もちろん水を使うとはいえ、何だかいけない、人生の冒険をしている気になったもんだ。 それでも、やっぱり自分は日本人。 この手で拭く行為にはなかなか慣れなかったため、毎日外出する際には、トイレットペーパーを携帯していた。しかし、不測の事態というのは突然訪れ、手を使わざるを得ないことも多々あった。 さらに、フィリピン人と一緒に食事する時は、手で食べることを勧められる。 当然、手は洗うけど。 これで病気になる人も、冗談抜きで居る。 日本では、まずやらないであろう貴重な経験。 日本のトイレ事情はすごいし、素晴らしい。 (駅のトイレなど、中には汚いのもあるが)公衆トイレにはトイレットペーパーが常備されており、デパートやレストランには普通にウォシュレットが完備してある。帰国直後は、ウォシュレットが懐かしくて気持ちよくて、10分は離れられなかった。 そんなこんなで汚い話でした。 (食事中の方、すみませんです) 興味がある方、日本でもできるので、ぜひ試してみてください。 |