甲子園決勝観戦1
2006/08/20
球史に残る決勝戦の目撃者になった。
第88回 全国高校野球選手権大会決勝、『駒大苫小牧(南北海道)vs早稲田実業(西東京)』。 当初の計画では、甲子園観戦は昨日の準決勝のみで、今日は大阪を観光するつもりだった。でも、昨日の試合を観て、決勝戦の組み合わせが決った時には、もう頭の中は切り替わっていたように思う。 どうしても、駒大苫小牧と早稲田実業の両エースの投げ合いが見たくなった。 早稲田実業の斎藤投手 と 駒大苫小牧の田中投手(SANSPO.COMより) 試合開始の2時間15分前、甲子園駅に到着。 皆、急ぎ足で球場に向かっている。すると、遠くからアナウンスが聞こえてきた。「内野席のチケットは全て売り切れました。外野席にお回りください。」、これには驚いた。 いくら決勝でも2時間前でチケットが完売だとは思ってもいなかった。さすが好カード、もっと早く来るべきだったのだ。 甲子園で行われる高校野球は、外野席は全て無料。 さすがに外野までは満員というわけではなく、何とかレフト側(早実側)の前の方の席を確保できた。今日の天気は昨日とうって変わって快晴!この炎天下の中、試合開始まで待つだけでバテそうだったので、席に荷物を置き、球場の前にある「ららぽーと甲子園」で涼んでいた(内野席だったら、一度入場したら球場からは出ることができない)。 試合開始1時間前の12:00、席に戻る。 すると、既に超が3つくらい付くほど満員だった。 それでも、無料の外野席には次から次へと人が流れ込んでくる。通路が人で閉鎖されてしまい、トイレに行くのにも一苦労だった。 甲子園は観客が入り切れないほど超満員 外野席も人・人・人・・・ ちなみに、球場に入りきれなかった人たちに外野席の下の通路を歩いてもらう、「通り抜け」という方法が実施されたというのは、後ほど新聞で知った。だから、試合が始まっても人の移動が激しかったんだ。 そして、13:00ちょうどに決勝戦試合開始。 駒大苫小牧の大会3連覇か、早稲田実業の悲願の初優勝か! ついに、決勝戦が始まった 予想していた通りの投手戦が繰り広げられる。 早実は初回から斉藤君が、駒苫はピンチになった3回から田中君を投入した。両エースによる抜群のピッチングと、準決勝とは違いエラーがない引き締まった試合でテンポ良く、どちらのチームにもゼロが並んで試合が進行していく。 外野から見ていると、両校アルプススタンドの応援がよく見える。 高校野球にはブラスバンドやチアガールといった応援団も有名だが、決勝ともなると応援団の数も多く、迫力があり、それぞれの色が出ている。この応援を見ているだけで、楽しいのだ。 早実の応援席、応援歌の「紺碧の空」が頭から離れない 駒苫の応援席、3年連続の決勝進出の応援には貫禄が感じられた 7回が終わって、未だスコアレス。 灼熱地獄の中、観客がそろそろバテ始めて来た8回表、突如試合が動いた。駒苫の2番バッターのソロホームランで1点先制。これまでたったの1安打に抑えてきた斉藤君が2本目に打たれたのがホームランだった。これで流れは一気に駒苫へ。しかし、その裏、早実4番の犠牲フライですぐさま同点に追いついた。さすが4番である。 そして、そのまま両校9回無得点で、ついに延長戦へ! 1−1のまま延長戦に突入 2006年、夏、決勝。 (まだまだ長くなりそうなので)続く...。 |