ボランティアが殺害
2007/04/26
フィリピンで活動をしていたアメリカのピースコー・ボランティア(平和部隊)が数日間行方不明になっており、ついに最悪の結果となって発見されたらしい。
○現地ニュース:『Missing US peace corps volunteer found dead.』 Government forces on Wednesday morning found the body of US Peace Corps volunteer Julia Campbell who had been reported missing since last week in Ifugao province, military officials reported.US peace corps volunteer(アメリカ平和部隊)とは、日本でいう青年海外協力隊と同じで、元ケネディ大統領が作ったボランティアである。そもそも青年海外協力隊は、US peace corpsを参考にして(真似して)日本政府が作ったものである。 活動中も同じ配属先機関にJustinというUS peace corpsがいた。 一緒に活動をしたり、共に遊んだりしたものだ。 そんな身近だったUS peace corpsが活動任期中に殺された、なんだか他人事には思えない。 しかも、この現場とされている、北ルソンのバナウェという地には旅行で訪れたことがある。世界遺産に指定されているライステラスがある、とってものどかで平和な地域だったのになぁ。彼女の任地も別の地域だということから、おそらく北ルソン地方を旅していたのだろう。見る者を圧巻させる棚田のあぜ道でトラブルに巻き込まれたのだろう。あんな奥地で事件に遭い放置されたら何日も何週間も発見されないだろうな。 US Peace Corpsのウェブサイトでも、大きく取り扱われている → コチラ。 フィリピンのためにボランティアとしてアメリカから赴任していたUS peace corpsが、フィリピン人に殺害されたとなると、国際問題にも発展しかねない事態になりそうだ。 ○現地ニュース:『Campbell's death will not stop deployment of US volunteers』 US Embassy spokesman Matthew Lussenhop said the US Government is notこの記事を読む限りでは、米比の国交関係がこじれたり、平和部隊が撤退するようなことは考えていないようだ。だがしかし、事故や病気が原因ならともかく、任国で殺害されたとなると、そう簡単に事が収束に向かうとは到底思えない。 ご冥福をお祈りします。 |