セブ人と再会
2008/05/17
フィリピン赴任中に友人になったセブ人と、大阪で会った。
帰国してからメールで何度かやり取りはしていたが、約2年振りの再会である。 当時は日系企業にて現地でエンジニアとして働いており、念願叶って1年半ほど前から大阪に来ていることは知っていた。今は特にIT分野の橋渡しをする派遣会社に籍を置いており、そこから日本の企業に派遣されるようだ。 この日は他に2人のフィリピン人を連れてきてくれ、セブ出身者2名・マニラ出身者1名とともに大阪駅の駅ビルで食事をした。 3人とも日本の有名企業でプログラマとして働いている。 一人はスーツを着こなし、何となく違和感を感じてしまった。 大卒で、日系企業に勤めた経験があり、日本語が日常会話以上でき、プログラムもできるという3人とも優秀な人たち。派遣会社にマージンを取られても、フィリピンの公務員だと年収に近い額を一ヶ月でもらっているようだ。もちろん、日本人の月収と比較したら差はあるが、何事もフィリピン感覚で考えてしまう癖が抜けていない...。 日本語/英語/セブアノ語/タガログ語は飛び交う、周りからかなり注目されてしまうほどの賑やかで不思議な集団となったが、とても懐かしい気分だった。セブアノ語なんて今や30%くらいしか聞き取れないし、タガログ語に関しては一切理解できないのだ、3人が話す懐かしい現地語の語感が頭に響いて、心地よさを感じていた。 3人が口を揃えていうことは、 ・日本人は冷たい ・ある程度の金を稼いだらフィリピンに帰りたい ・日本人の速さについていくのは疲れる ・大阪の真夏の暑い日にスーツを着る文化はクレイジーだ ということだった。 その気持ちは分かる気がする。 ずっとフィリピンで生活して彼らからしたら、日本に来てのカルチャーショックは計り知れないことだろう。でも、そんな中でも、日本で大阪で仕事を頑張っている姿はすごいと思う。 また近いうちに会おうと約束した。 東京に居た時は皆無だったフィリピン人との交流が、大阪であるなんて面白い。 |