タンザニアのウガリ
2008/06/29
後輩隊員が帰国したと書いたが、コータがこの週末に大阪へ遊びに来た。
フィリピン、タンザニア、それぞれが赴任中に訪問していたため、各任国で会ってはいたが、日本で再会するのは2004年4月以来だから、実に4年3ヶ月ぶり。しかも、コータにとっては、初の大阪とのこと。 去年はタンザニアを紹介してもらったから、今回は初心者ながら自分が大阪を案内することになった。まぁ、誰もが案内するであろう有名な観光名所や場所ばかりに行き、夜やお好み焼きや串かつを食べ、酒を飲み、お互い隊員OBという同じ境遇になり、ちょっと真面目な話、バカな話は尽きなかった。 タンザニアのキリマンジャロビールなど土産をけっこういただいたのだが、何と、タンザニアの主食である「ウガリ」を作ると言い出した。どうも「ウガリ」の元となる粉をタンザニアで大量購入してきたらしく、いろいろな人に食べさせたいのだそうだ。 この「ウガリ」、トウモロコシの粉を湯で練って作った米のような饅頭のようなもので、味がまったくない。というか、ぶっちゃけマズい。去年のタンザニア旅行中にも食べたことがあるが、その時もダメであった。トマトスープを付けて食べると美味しいというのだが、隊員(コータ)の舌はやはり麻痺しているのか、美味しさの微塵も感じることはなかった。 ウガリ トマトスープとウガリ 申し訳なかったが、ほとんど食は進まず...。 隣でタンザニアの主食を懐かしいと言いながら、普通に平らげている。 結局、8割近くを作った本人が食べることになった。でも、こればっかりは仕方ない。マズくて、ぜんぜん食べられなかったのだ。 単に腹を満たすためだけの粉に思えてしまう。 隊員の中でも、好き嫌いが別れるらしく、多くの隊員が苦手だそうだ。でも、任地にそれしか食べるものがない場合は、腹を満たすために食べる隊員もいるらしい。 腕が折れてしまったらしい「くだいおれ次郎」 週明け、タンザニアの同期隊員のいる京都へ向かっていった。 初の大阪、楽しんでくれただろうか。 そして、「ウガリ」をまたどこかで作っているのだろうか。 |