古田式講演会
2010/07/12
元ヤクルトスワローズの選手・監督の古田敦也氏の講演会に参加してきた。テーマは、「私の野球人生~古田式マネージメント論」。企業が主催な講演会なだけに、野球の話というよりは、お題にもあるとおり管理方法に関する話なんだろうと思っていた。
18:30開演の2分前に会場に入り、たまたま空いていた前から5列目の席に座ることができた。まずは司会の方が登場し、「公演中、極力撮影はご遠慮ください」とのこと。一同、爆笑。当然、古田氏が壇上に現れたら、デジカメや携帯のシャッター音が鳴り止まなかったのは言うまでもない。 ![]() このゆるさ加減が素晴らしい。 スーツ姿で登場した生の古田氏にはオーラは当然あるが、とても気さくな感じだった。素人の司会に突っ込んだり、観客を笑いの渦に巻き込んだり...とても元プロ野球選手の話術ではないと感じた(テレビで何度も観ているから分かってはいたが)。 公演の内容は、野球をやるようになったキッカケ、川西明峰高校時代のこと、立命館大学の時にドラフトで指名されず屈辱的な思いをしたこと、トヨタ自動車で工場勤務や飛び込み営業を経験したこと、ヤクルト入団後に野村監督と若松監督に出会ったことなど、これまで古田ファンであった自分でも知らないことを多々話してくれた。野球ファンはもちろん、そうではなくても楽しい公演だったと思う。 特に球界再編の渦中にいた時、球界では何が起きていたのか、選手会では何をしようとしていたのか、裏事情まで聞くことができて、うっすらとしか知らなかったことを知ることができた。本当に勉強になった。 最後に、聴講者から「夢は何ですか?」という質問があり、「人に影響を与えるような仕事がしたい。オファーがあれば監督もしてみたいが、やっぱり巨人以外ね。」と言っていたのには拍手喝采だった。 ![]() ぜひ、ヤクルトに再度監督として戻って来て欲しい! ![]() 次は、野村克也元監督の公演を聞いてみたくなった。 |