派遣前訓練36日目
2004/02/12
6:10 起床今日は終日「所外訓練」が行われた。 午前中は、語学(Aクラス)単位に調理実習を実施。朝8:40のバスでNTCを出発し、我々は4クラス総勢25名+語学講師4名で岳下センターという公民館みたいな施設に行き、そこの調理場で料理を作ることになっていた。 何を作るかは、その場に用意された食材で判断する。もちろん、気の利いた調味料なんかは用意されてなく、限られた食材でいかに美味しい料理を作るかという実習だった。ほとんどの隊員が任国で自炊となるため、こういう講座があると非常に役に立つ。 自分たちはグループは、ドライカレー・餃子・スープ・キャベツサラダを作った。特に餃子は小麦粉を練って皮から作り、焼餃子と水餃子に・・・女性陣が多いため、なかなかまモノができた。ただ、ドライカレーは味がないよく分からない、お世辞にも美味しいとは言えないモノだった。中学の家庭科の授業のような懐かしい感じがした。 午後はNTCに戻り、これまた任国で必要と思われる3つの講座「手品」・「自転車修理」・「散髪」の中から好きな講座を2つ選択。「手品」はけっこう楽しく3つくらいの技を覚えることができた(現地で使えるかどうかは別問題)。「自転車修理」はタイヤの外し方とパンクの修理。パンクの修理は、中学の頃に父親に教わってからけっこう自身で修理していたため、他の人の教えながら楽しく実習をすることができた。自転車のことならお任せかな。 最近、疲れているためか夕食後に1〜2時間寝てしまうことが多い。 特に今日はずっと動いていたため、ぐっすり寝てしまった。 明日も一日NTCを離れることになる。 |
派遣前訓練35日目
2004/02/11
6:10 起床午前中に行われた「安全対策セミナー」は、昨日の「狂犬病」講座に引き続き、隊員候補生にとって衝撃的で危機感を煽るものであった。 青年海外協力隊員のこれまでの死亡事故・事件に関すること等、犯罪被害と危機管理に関する講義があった。テロや誘拐から、強盗・侵入盗・すり・置き引き等、あらゆる状況があることを知った。昨年度年間では、6.4人に1人が何らかの被害に遭っているとは・・・。特に、近年女性が被害者となる性犯罪が多発しており、協力隊員も巻き込まれるケースが多いとのこと。 現地の住居の安全対策(必ず玄関や窓には鉄格子を付ける、二重鍵にする)も怠らずやらなければいけないことを痛感した。 明日は、所外訓練の日である。 平日にNTCから出れるのは何と新鮮なことか。 |
派遣前訓練34日目
2004/02/10
6:10 起床中間テスト終了。 午前の ・Listening ・Writing 午後の ・Conversation と三部に分かれて行われた。予想していたよりは簡単な問題が出題されたが、出来たかと聞かれると少し不安である。まぁ、退所になるようなことはないでしょう。 今日は先週に続いて2度目の「日本脳炎」の予防接種を受けた。先週の注射時と翌日まで続いた痛みの記憶が残っており、最初びびっていたが、先週ほどの痛みは感じなかった。でも、注射を打った日はずっと体がダルくなる。夕食後、ベッドに横になっていたら、いつの間にか寝てしまっていた。 午後の診療室特別オリエンテーションでは「狂犬病」に関するビデオを見た。 かなりシビアな内容で、一人の子供が狂犬病を発症してから死亡するまでの病状の変遷が移されていた。一度狂犬病に感染すると100%の死亡率だと言う。日本では、犬への注射を義務付けているため、狂犬病自体が日本から排除できているらしい。そのため、狂犬病という感染病にそれほど高い関心はないが、途上国では状況が全く違うらしい。 「日本人は犬は可愛いペットだが、任国では犬は恐ろしい動物だと思うように頭を切り替え、安易に近づかないこと。」という忠告が印象に残った。 |
派遣前訓練33日目
2004/02/09
6:10 起床坊主で迎えた朝...。 鏡に映る自分に笑けてしまった。 朝の集いでは、班の男子全員が不自然にニット帽を被って登場。国旗掲揚前の合図でそれを取ると・・・自分たちの班の列だけ坊主・坊主・坊主。期待してほどの笑いは起きず、若干引いているような雰囲気さえ漂っていた。それもそうかな。 それにしても、今日はたくさんの人に頭を触られる(笑)。 語学(Cクラス)のVocabulary testは、完璧ではないものの7〜8割はできた気がする。そして、明日は中間テスト。これまで行ってきた会話中心の配布資料とノート、文法中心の宿題に目を通し、直前に頑張っても仕方ないため、夜更かしせずに寝るようにした。 3日も経てば、坊主頭にも慣れてくれるだろう。 |
派遣前訓練32日目
2004/02/08
11:30 起床今日は一言、“坊主”にしました! そう、髪を刈るってこと。 16名の生活班のうち、男子8名が全員坊主に! かなり異様な雰囲気。まるでどこかの宗教信者のように、皆が皆、坊主っくりになりました。宿泊棟の談話室にて、夜に皆をバリカンで刈っている姿は本当に滑稽でした。野次馬も現われ始め、うちの班は明日以降、すごい話題になることでしょう。 野球部だった中学3年生以来の坊主。 抵抗はあったけど、やってみると気持ち良い。 |