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奈良ツーリング��
2009/09/05
４月末の京都美山へツーリング、８月頭の琵琶湖ツーリングに引き続き、夏が終わらないうちにもう一度ツーリングへ行きたいと思い、奈良方面にバイクツーリングへ出掛けた。
今回は、前回のようなキャンプツーリングではなく、基本は日帰り予定のつもりでいたため、テント等を持って行くことはしなかった。何かあったらどこかに泊まってもいいかな程度には考えていたが...。 この土日は、前回とは打って変わって快晴！  せっかくなら山の方面に行きたいと思い、奈良へと行き先を決めた。 大阪から東に見える山脈のような生駒を目指す。 特に渋滞にハマることもなく順調に進み、生駒山を登る国道３０８を進む。国道とは思えないほどの狭さと傾斜であり、恐る恐る運転する。大阪府（東大阪市）と奈良県（生駒市）の県境部分は石畳になっており、ハイキングの休憩ポイントにもなっているようだ。最大傾度３７％と国道としては日本一の急勾配らしく、大阪方面から一気に生駒山を上り、一気に奈良の市街地まで転げ落ちるような感じだった。 この国道３０８を面白おかしく“酷道”と称するほど、味のある道だった。 奈良市に入ると交通量が増してきた。 猿沢池の畔でコーヒー休憩をし、奈良公園の脇を通り抜けて、山へ入った。  大阪方面から国道で生駒山を越える  大阪府と奈良県の県境にて  奈良の猿沢池と興福寺五重塔 快適で交通量が少ない道で奈良県の中央部に進み、１３時半に道の駅・針テラスで昼食をとった。日差しが強く気温が高いため、止まっていると汗が噴き出してくる。 どこに行くかあまり決めてなく、何となく方向だけ定めていたのだが、途中の「世界遺産・吉野山」という看板に惹かれ、吉野山に行くことにした。正確に言うと、吉野山だけでなく熊野までの一帯が『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界遺産に登録されている。高野山は昨年行っているので、ぜひとも吉野山に向かってみたくなった。  奈良を南下し吉野川へ  世界遺産・吉野山  吉野山に位置する金峯山寺 吉野山では、金峯山寺をお参りしたりと、３０分ほど観光をした。 この時点で既に１６時であり、以前から行ってみたいと思っていた「谷瀬の吊り橋」に行けるかどうか微妙な時間だった。山道でけっこうな距離があるため、日没までにここに辿り着けるか、迷いながら進むことにした。 国道と県道の乗り継ぎ、長い長いトンネルを幾つも抜け、山深い奈良県吉野郡十津川村に日が暮れる前に到着することができた。温泉やキャンプ場をたくさん通過し、奈良県の山中は本当に自然に溢れている素晴らしい場所だと実感した。 到着したのは、「谷瀬の吊り橋」。 日本一の長さを誇る吊り橋がココにある。 高さ５４ｍ、長さ２９７ｍ、吊り橋を歩くと大きく揺れ、２０名以上同時に乗ることを禁じられているスリル満点の橋だ。本当に揺れて、何度か手すりを持たないと転びそうになってしまうほどだった。日が暮れる直前に来れてよかった。  日本一の吊り橋の長さと高さ  日本一の吊り橋「谷瀬の吊り橋」  日本一の吊り橋「谷瀬の吊り橋」を臨む 既に１９時だったため、本日は帰宅せずに、途中で泊まることを決断。 とは言え、事前に調べてきた宿泊できる健康ランドは大阪府岸和田市にあるため、奈良の山中から大阪まで戻らないといけない。山深い部分では国道でも交通量がほとんどなく、真っ暗な中、バイク１台で山を抜けることになった。外灯なんて一切無いため、ヘッドライトのみを頼りにバイクを走らせた。辺り一面が真っ暗過ぎて、けっこう怖い。 吊り橋から走ること２時間半、大阪は関西空港近くの健康ランド・スパ・リゾートリバティに到着した。２４時間営業でここで朝まで過ごすことができる。温泉もあるし、食事もできるし、安い値段で睡眠がとれるし、健康ランドは旅人に優しい施設だ。健康ランドに泊まること自体も久しぶりだったので、大浴場を含む温泉を満喫し、本当にリラックスできた。 明日は朝早く起きて、帰るだけだ。  【走行ルート】 ⇒このルートの詳細は、ココ。  |
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