2006/01/14
「よさこいソーラン」当日。

2006年は、国交正常化50周年を記念した日比友好年になっている。
この日比友好年記念事業がマニラだけでなくセブでも実施されることになった。これに和太鼓集団「倭(YAMATO)」(フィリピンのツアーについてはコチラ)というプロのグループがコンサートを開催する。その前座として、現役のフィリピン協力隊員の有志が「よさこいソーラン」を披露することになった。

この日のために、踊り子と裏方で合計18名を集め、主要メンバーで運営委員会を設置したのが約3ヶ月前。その間、(一応)リーダーとして動いてきたつもりだ。皆に頼ってばかりだったけれど...。

踊りの練習を幾度となく繰り返し、鳴子を日本から取り寄せ、法被・鉢巻を日本大使館から拝借し、セブ領事館とのミーティングも行ってきた。本来の活動そっちのけで取り組んでいたことも、今日で終わってしまう。



けっこうサマになってる!(2階から撮影して頂いた方、画像を使わせていただきました)

とても長いので、続きを読みたい方は下をクリックしてください。

[5:30]
起床。
7時前に、ドゥマゲッティからの深夜船で早朝にセブに到着するW隊員とS隊員をお迎えに行く。合流後、ホテルに行くが、さすがに早過ぎてチェックインできず。朝食を食べながら時間をつぶす。

[10:30]
ボルホーン組がセブに到着。
本来のホテルの集合を14時としていたのだが、ボルホーンでのリハーサルからの変更点が生じたため、集合時間を12時にしていた。18名全員が到着するまで、踊りの前のスピーチと入場の仕方を練習する。



[12:00]
全員が集結したところで、FRAME ITというハンバーガー屋で昼食兼ミーティング。それにしても多い人数だなぁ。これだけの人数が集団行動していると、韓国人みたいだ。会計など細かいことをやり、今日一日の行動を確認する。

[13:00]
マニラのからやってきた調整員やJICA職員10名と合流。
狭いFRAME ITの店内に28人もの日本人が集まり、異様な雰囲気が漂う。
今日の公演の招待状を手渡す。そして、ボンカレーやポッキーなど大量の差し入れをいただいた。

[13:30]
Ayala Business Parkに移動し、最終練習。
暑い中、踊りのチェックと入退場の練習を入念に行う。この時点で自分が話すセブアノ後のスピーチがなかなか頭に入らない。踊りよりも明らかにこっちの方が心配。皆、汗だく。

最終練習の風景(S隊員撮影)

[14:30]
舞台・音響チェックのため、会場のAyala Centerへ向かう。
既に倭の方々が舞台の上で作業をしており、それだけでステージ周辺には人だかりができている。ここで領事や倭の方と挨拶をする。領事によると、今日は2,000〜3,000人の観客が押し寄せるらしい。


[16:30]
一度解散し、シャワーを浴び、着替えてホテルに集合。
緊張をほぐすため、ビールを1本空ける。

[17:30]
会場到着。
配属先の同僚、フィリピン人の友人、日本人の知り合い達が続々と会場にやってきた。目に入った方達と挨拶をする。VIP200席の他に一般席300席があるのだが、一般席の方がなかなか開放されない。同僚達が不満をもらし始めるが、自分にはどうしようもない。
一段落したところでメイクに取り掛かる。

[18:20]
本番10分前。
緊張し、喉が渇く。
スピーチの原稿を復唱するが、頭に入ってこない。


[18:30]
予定より少し遅れてイベント開始。
全員で円陣を組み、小さな声で気合いを入れる。

もう、そろそろ出番だ。
緊張は極限状態なのに、この緊張感を楽しんでいる自分も少なからずいる。この出番を直前に控えた他の隊員たちもいい顔をしており、一体感がある。この舞台に出る直前が長く続けばなぁ、なんて思う。

山崎大使とセブ州副知事のお話が終わり、いよいよJOCVの番。

でも、以前提出したプログラムを急遽変更しており、自分じゃない名前が紹介されてしまう。「やべっ。どうする?」、「どうしよっか?」、「行っちゃえ!」と背中を押され、Y隊員と二人で舞台に出る。
うわ〜、観客多いなぁ。
本当に2,000人以上はいるな。
ってか、前の方は日本人ばかりじゃん。
あっ、あそこに同僚がいる!

と、緊張しているけれど、それなりに周りは見えていた。

少し間を置いて、第一声。
Maayong gabii sa inyong tanan! Kumusta kamong tanan? OK ra?
まずまずの反応だ。
ここでY隊員にスイッチ。
協力隊の事業内容についての堅い内容だが、セブアノ語による説明のため、フィリピン人はちゃんと聞いてくれている。ちょっと長めのスピーチが終わり、また自分の番。

Ang JOCV mao ang pinaka-daghan og myembro nga aktibong niparticipate sa lain laing fields sama sa "agriculture", "forestry and fishery", "manufacturing", "education and information service", “public health and medical service" ug "sports”. Sa pagkakaron, adunay sisenta-y-tres ka mga boluntaryo nga naassign sa Pilipinas. Ang katunga malipayong nagserbisyo diri sa Visayas!
途中で何度か紙を見てしまったが、何とか言えた。
でも、早口だったかな。

ここで、舞台裏に戻るのだが、何も言わずに突然引っ込むのは変なので「踊ろうよ!」という言葉を二人のどっちかが元気に言って戻る予定だった。
でも、その言葉が出てこない。
やべ、ド忘れした。
Y隊員を見つめると、「ムリムリムリムリ」と言葉に出して言ってる。
自分も「出てこない、ムリ」と言い返す。


そこで、とっさに出てきた言葉
Kadiyut lang! (「ちょっと待って」の意)
これが、意外にも盛り上がった。爆笑。
若干パニックになっていたのが、ばれたのだろうか。
まぁ、結果オーライとしよう。

舞台裏に戻り、法被を着て鳴子を持ち、英語のスピーチをするI隊員・U隊員と一列目の6人が舞台に出る。英語が抜群にうまい二人の女性隊員のノリノリのスピーチで、「よさこいソーラン」の説明をする。もう、この時には緊張も解け、会場で知っている人を探していたのだが、照明が自分達に当たって眩しかった。

スピーチが終わり、残りの踊り子が入場し、配置に付く。
気を付け!
礼!” - “お願いします!
構え!

数秒後に「さぁみなんでどっこいしょ」が流れる。
音が予想以上にでかい!

と思っていたら、最初の手の振りのタイミングが左右逆になって慌てる。
そこからはもう必死に踊る。音楽が大きいため声は絶叫近い声になり、これが最後の踊りかと思うとジャンプとか高く飛んでしまう。間奏前にはバテ始めていた。


よさこいソーラン(S隊員撮影)


よさこいソーラン(S隊員撮影)


よさこいソーラン(S隊員撮影)

そして、無事終了。
おぉ〜、大きな拍手だ!
気持ち良いかも。

直れ
気を付け!
礼!” - “ありがとうございました!

Y隊員とまた舞台中央に行き、自己紹介。
息が切れて最初の数秒止まってしまったが、その分緊張はなかった。
でも、自分の年齢を間違えて言ってしまった(4歳も若く)。

踊り子・裏方全員の名前と任地を紹介し、最後に礼をして終了。

これで、本当に終わってしまった。
この達成感というか、満足感は何なのだろう。


と思っていたら、皆から花束を贈られた。
運営委員の3人のために皆が用意してくれたらしい。
感動して言葉を失ってしまいました。
本当にありがとう!


[19:00]
メイクを落とし、倭のコンサートを見るために客席へ。
約1時間のコンサートはあっという間。見事な和太鼓の演奏と、言葉を使わなくても観客を惹きこみフィリピン人を笑わせるセンス。さすが、これで飯を食っているだけのグループだと思った。日本ではなかなか見る機会のない日本文化を取り入れたコンサートを、ここセブで観賞できるとは。

[20:00]
イベント終了。
同僚や知り合い達と写真を撮り、余韻に浸る。

[21:30]
日本食レストランで日本大使館とセブ日本人商工会主催の打ち上げに参加した。寿司、刺身、天ぷらなど、数々の日本食が並び隊員一同感動。食事も酒も堪能させてもらいました。
久しぶりに出席したこのようなパーティー。乾杯の後にグラスを置いて拍手したり、偉い方のスピーチの際には起立をしたりと、フィリピンではまず有り得ないような日本の風習を完全に忘れていることに気付いた。

[25:00]
ホテルに戻り、狭い部屋に皆が集まり、隊員だけの打ち上げ。
デジカメで撮影した動画をテレビに接続して鑑賞会(反省会?)を行う。

[28:30]
帰宅し、就寝。
長い長い一日がようやく終わり。


 おそらく、今日のことはずっと忘れないと思う。
 18人のJOCVによる共同作業、本当に楽しかった。
 帰国前に、本当に本当に素晴らしい思い出となりました。



【関連エントリ】
 ●よさこいP 始動
 ●日比友好祭 打合せ
 ●よさこい練習会
 ●3回目の練習会
 ●マニラ滞在終了
 ●よさこい最終練習会
 ●日比友好祭ポスター
 ●よさこいリハーサル
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| その他活動 | 2006/01/14 11:59 PM | comments (2) | trackback (1) |
よさこいソーラン、お疲れ様でした。
想像以上に素晴らしいできばえでしたね♪
異国で頑張る若者達を見て、私も元気をもらいました。
“Kadiyut lang!”も大うけでしたね。
私も覚えちゃったので、その後ホテルやタクシーで連発していました。

写真が何枚かあるので連絡お待ちしています
| mahal | URL | | 2006/01/19 07:04 PM | evJfSKkQ |

>mahalさん
会場でお会いできて嬉しかったです。
お誉めの言葉、ありがたいです。
何度も練習した甲斐がありました。

“Kadiyut lang!”は、セリフが飛んでしまいちょっとしたハプニングでしたが、怪我の功名というやつでしょうか(笑)。
| TK | URL | | 2006/01/20 11:57 AM | 7idhz71I |











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