やっぱりPAL
2005/04/21
実は、昨日の話には続きがある。
PAL(Phillipine Airlines:フィリピン航空)で、セブ・マクタン国際空港を7:55に発った一行は、日本時間で13:25に成田に到着するはずだった。 そして、16時に携帯へ電話が入った。 父親からだった。 日本時間では17時なので、おそらく実家に到着して一息ついた頃だろう。わざわざ電話なんかしてこなくていいのにと思っていたら、意外で衝撃的な言葉が。 「まだ、セブなんだよー。」 ハッ?!言葉を失う。 「機体が故障して8時間も待たされている。だから、まだ出発すらしていない。このまま飛ばなかったら、セブにもう1泊する可能性もある。」 そんなことって、あるのか?! 「とにかく、日本に帰れなかったらまた電話するから。」 と言って、電話は切れた。 今日は火曜日だから、もちろん明日は平日。 乗客の多くが明日から仕事という人だろう。 もし、飛行機がこの時間に飛んでも、成田到着はかなり遅い時間となるため、家に帰れない人も出てくるだろう。悪天候なら諦めがつくだろうが、機体の故障って・・・代替機も用意できないのか。さすがPALだな、なんて思っていた。 結局、その後に電話は入らなかったかったので、日本に向かったということは分かった。 後から聞いた話なのだが、以下の通り; 定刻通り動き出したと思ったら突然滑走路で飛行機が止まったらしい。“ちょっとした故障のためしばらくお待ちください”とのアナウンスが入る。そのうち離陸もしていないのに朝食が出される。2時間が経過した頃、出発は午後になるので、飛行機から降ろされ待合室で待機させられる。たいした状況説明もなく、12時に昼食が出され、15時にドーナッツが出される。しびれを切らした日本人客がスタッフに食って掛かるシーンも。その時“あと2時間以内に修理が終わらない場合は、ホテルを手配するのでセブにもう1泊していただきます”という非情な宣告。飛ばないモノは仕方ないので、ひたすらひたすら待つ。そして、待つこと9時間、17時頃ようやく修理が終わり日本へ向かうとのアナウンス。 結局、成田到着は23時を過ぎていたらしい。成田のホテルを手配されるわけでもなく、一人1万円のタクシー代が配布され、電車とタクシーを乗り継いで午前1時半頃に実家に到着。 本当に、長い一日だったことだろう。 最終的には家に到着できたから笑い話になるかもしれないが、9時間も空港で待たされたら疲れるしイライラも溜まったことだろう。 やっぱりPALだな、と思った。 もし、これが日本の航空会社だったら、どんな対応をしていただろう。 |