PCがほぼ復活
2006/01/17
まずは、PCの故障に際してアドバイスをくれた方、ありがとうございました。
自身のラップトップが使えない間、本当に不便な思いをしましたが、何とか復旧とまでは言えないまでも使える状態になりました。 事の発端は以前のエントリでも書いた通り、突然見たこともないエラーが表示され、BIOSのメモリチェックの後にOSが立ち上がらなくなった。 表示されたエラーメッセージ この時点で想定されることは; 1.HDDのクラッシュ 2.マザーボードの故障 である。 「1: HDDのクラッシュ」の場合、データは全て失われるが、ハードディスクを交換さえすれば復旧する。ちなみに、12月の上旬に必要なデータ全てのバックアップはとっていた。「2: マザーボードの故障」の場合、データ消失の恐れはないが、ノートPCのマザーボードをここフィリピンで修理できる可能性は極めて少ない。 一ヶ月分のデータは諦め、再度自身のノートPCが使える“事象1”を期待していた。 BIOS セットアップ画面では以下のように表示される。 「Buit-in HDD = No Drive」 つまり、ハードディスクを認識していない。 ここで、“Knopix”と“Ubuntu”のCDブートによるLinuxで起動を試してみる。 すると、両方とも起動するではないか。 CDブートで起動するということは、マザーボードに原因はない。これは、明らかにハードディスクの問題だろうと判断できる。 でも、もしかしかたらケーブル等の配線の問題かもしれないと思い、保証対象外になることは承知でノートPCを分解してみた。キーボードを外し、ケーブルを外し、マザーボードを外し、全部で30個近いネジを取ってみる。もうこれ以上分解できないと思うくらい分解してみた。見るも無様なノートPC。これが原因で本当に再起不能になるかもしれないと思ったが、既に後の祭り。 マザーボードに故障がないことを確認し、ハードディスクを一度抜き去り再び付け、ノートPCを組み立てる。この分解して組み立てる作業がとてもスリリングで楽しい。そして起動してみると・・・症状は同じ。 ここで、初めてハードディスクがクラッシュしたんだと諦めた。 バックアップをとった翌日の12月2日から1月4日までの一カ月分のデータが喪失したことになる。写真はメディアに保存されていたモノもあったのでそれほど被害はなかったが、メールは復旧の余地なし。 ショッピングモールのPCショップに行き、ノートPC用の2.5インチのHDDを探し回った。数件目で運良くTOSHIBAのHDDをP4,200で見つけた。思っていたより高くはなかった。 家に帰り、再びノートPCを分解し、ハードディスクを交換。 見事に作動。 Windows XPを最初からインストールし直し、アプリケーションやバックアップ35GB分のデータを新しいハードディスクに入れる。 そして、何とか家でパソコンが使えるようになりました。 突然起きたことでびっくりしたが、被害が最小限(失ったデータが1ヶ月間のみ)に済んだのも定期的にバックアップをとっていたおかげだと思う。もし、これがフィリピンに来てからデータのバックアップをとっておらず、全ての写真やファイルが消失してしまったら立ち直れなかっただろう。 これを読んだ方々。 今すぐにでもバックアップをとってみてください。 ハードディスクは消耗品です。 今、ここでバックアップをとって、救われる日が絶対に来るはずです! 【関連エントリ】 ●PC死亡か ●PC最悪な状況か ●無PCの生活 |