2006/03/13
先週付けの現地新聞「トリビューン」に衝撃的な記事が掲載された。
それに関する見解が、東京新聞に書かれている。
比の英字紙 パロディー写真で大統領批判
 クーデター計画発覚による非常事態宣言下でフィリピン国家警察の捜索を受けた英字紙デーリー・トリビューンは、八日付の創刊六周年記念号に、セクシー女優のへそ出し写真とアロヨ大統領の顔を合成したパロディー写真を掲載した。
 記念号は、トリビューンを「トリビュート(贈り物)」ともじった八ページの別刷り。大統領のパロディー写真を一面に掲載し、「女優、誘惑扇動容疑で告発」との架空記事を添えて、強権発動したアロヨ大統領を痛烈に皮肉った。
そのパロディー写真というのが、コレ。↓↓↓


言っておきますが、ここに写っている女性は一国の大統領です。
フィリピン共和国のアロヨ大統領です。
あろうことか、アイコラ画像のようにセクシー女優と合成させられた上に、“映画「私は合法的な大統領」に主演した「アヨコ(アロヨ)」がマニラ首都圏映画祭で主演女優賞を受賞”とまで書いてある。

本当に、何でもありだな、フィリピン。
「東スポ」でも、写真付きでここまで大っぴらに首相の批判はできまい。


この「デーリー・トリビューン紙」はフィリピンでも最もアロヨ大統領に批判的なメディアの一つとして知られており、先日の非常事態宣言が発令された翌日に捜査を受けている(詳細は下記の引用文を参照)。
 24日の宣言発令の際、フィリピン大統領府は「国家の安全に影響を与える可能性のあるメディアなどの施設を接収できる」と言明し、25日には治安当局が 「反政府活動の扇動」を理由に、大統領に批判的なデーリー・トリビューン紙の社屋を捜索。大統領府は報道を控えるよ うメディアに求めた。
 これに対しメディア関係者は「ジャーナリストへの脅迫」と反発。同国ジャーナリスト連合は「旧マルコス政権下同様のメディア統制が始まる」と厳しく非難している。
今回のパロディー写真での批判は、このメディアに対する「言論の自由封じ」への反撃か。

政府側もこれを見て黙っていられるのか。
さて、次はアヨコちゃんが逆襲する番だが...。

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| ニュース | 2006/03/13 11:59 PM | comments (0) | trackback (0) |
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