ジンベイザメ
2006/04/04
先日のパラワン旅行を最後と言っておきながら、まだまだ動きます。でも、これが本当に本当の最後となる旅行だろう。
目指すはルソン島南のレガスピ(Legazpi)からバンで1時間半の所に位置するドンソル(Donsol)という小さな町。目的は、ジンベイザメと一緒に泳ぐこと! ドンソル・ソルソゴン地域周辺には世界最大の魚類であるButandingがいる。 Butandingとは、ジンベイザメ(White Shark)のことで、群として生息しているらしい。 プランクトンや小魚を食べ、危険性が全くない鮫のため、人気を博している。スクーバダイビングでなく、スノーケリングでも十分にその姿を見ることができる。シーズンは3〜5月で、4月ベストシーズンと言われるので、去年からずっと行きたかった場所なのだ。それが、帰国直前のこの時期に実現した。 マニラから朝7時の飛行機でレガスピに向かい、レガスピ空港からトライシクル・バン・さらにトライシクルを乗り継いでドンソルの町にあるビーチに到着。観光案内所があり、そこで手続きを行い、事前にジンベイザメに関するビデオを見なければいけない。 料金は、登録料がP300で、ボート一艘P3,500。でも、さすがにこれだけの額を一人で払うのは高いので、同船する仲間を探した。同じように安く済ませたい旅行者はいるもので、運良く5人集まることができた。日本人のおばちゃん・イギリス人2名・デンマーク人が今回のお供たち。 結局、ボート代を5人で割り、それに登録料を足して、P1,000で済ますことができた。 さぁ、ジンベイザメツアーに出発 いよいよ、出発。 ビーチから20分ほど離れた地点にボートが数台ウロウロしている。 すると、突然スタッフが「いたぞ!飛び込め!」と叫ぶ。 突然のことにマスクもフィンも装着していないので、慌てる。 スタッフ1名を先頭に5人が飛び込み、少し泳いでから下を覗くと、見たこともないような巨大なサメが真下を優雅に泳いでいた。水の中で「ぎょえー!」と叫んでしまった。おとなしいとは分かっていても、最初はびびってしまう。わずか15秒くらいであるが並行して泳ぐことができた。その後は、人間に驚いたのか潜ってしまった。 でも、これはすごい! 皆、大興奮!! ジンベイザメを探す海の男達 一度ジンベイザメを見たら、ボートに戻り、また他のジンベイザメを探す。 自分達が見たらまったく分からないのだが、スタッフとして同乗しているフィリピン人の海の男達はさすがプロといった感じで、ジンベイザメがいる地点を次々に探し当てる。約2時間のうちに6回もジンベイザメを見ることができた。 ジンベイザメの姿(イメージ写真:どこかのサイトより勝手に引用) 特に最後に見たジンベイザメは体長15mもあり、さらに水面に近いところを泳いでいたため、触れるんじゃないかと思うほどの迫力があった(触ってはダメです)。ジンベイザメの白いキレイな斑点が、すぐ目の前にあった。 あいにくの天気で、寒かったが、この興奮は忘れない。 ジンベイザメと一緒に泳ぐような貴重な体験は、そうできまい。 夕方前にレガスピに戻り、今日はそこで宿泊。 明日朝一で、マニラへ。 |