帰国して1週間
2006/04/16
帰国して一週間が経過。
フィリピンにいた時はほぼ毎日チェックしていたフィリピンのニュースも、日本にいると関心が薄くなってくる。こうやって、徐々に変化していくのだろうか。 こっちの生活はと言うと、幾つか呑み会があったり、週末に塩原温泉に行ったりはしたが、今のところ暇である。実家にいる時間が多い。この時間を利用して国内旅行に行こうと考えたりもしたが、なかなか腰が上がらない。 前回のエントリにも書いたが、フィリピンで2年間生活し帰国すると様々なことに違和感を覚える。まだ1週間しか経っていないが、自分が感じたこと・驚いたこと・感動したことをまとめてみようと思う。 帰国後の1週間 ●電車に乗るのにあたふたし、 ●全てのモノが高く感じてコンビニでも何も買えず、 ●コンビニやレストランの店員の対応が本当に素晴らしく、 ●そのため、ついついチップをあげたくなってしまい、 ●新しい札に載っている知らない顔にいつも違和感を抱いてしまい、 ●お湯シャワーが勢い良く出るだけで小感動し、 ●トイレが勢い良く流れるだけで大感動し、 ●トイレのウォシュレットが気持ちよくて10分居座ってしまい、 ●水道水が飲めてしまうこと驚き、 ●皆が日本語を話しているだけで嬉しくなり、 ●でも、それは自分の独り言を全員が理解できるということであり、 ●皆が色白なのがちょっと不思議に感じる 毎日でした。 これまで当たり前だったちょっとしたことに驚いたり、疑問を持つことがある。2年間での発展途上国で暮らし、日本という国が客観的に見られるようになった、と思う。例えば、自動販売機の多さだ。フィリピンでは数回しか見たことないモノだったが(フィリピンだったら自動販売機はすぐに破壊されてしまうだろう)、ここ日本では至る所に自動販売機があり、ドリンクをはじめとし色々な商品がその場で購入できる。後は、時間の正確さだろうか。先週、日比谷線を利用した際に、たった2分電車が遅れただけで、謝罪のアナウンスがあったのには「すげーな」と心の中でつぶやいてしまった...。 この(驚きや感動の)頻度も日本での生活の時間経過と共に減ると思うが、こういう気持ちは大切にしていきたいと思う。このような海外で経験した者の客観的な視点というのが、今の日本社会には必要となってくるという話をよく聞く。ましては、途上国で草の根的な活動をした経験をした人はそう多くはないはずだ。それを、これから還元していくのが我々の役目であると思う。 急がず、ヒナーイ・ヒナーイ(ゆっくりゆっくり)で慣れていこう。 |