セブ宣言
2007/01/14
12月に延期されたASEAN首脳会議が、ついに行われた。本当に開催されるのか不安視されたいたセブでの国際会議が、無事に開催されたらしい。
● The official site of 12th ASEAN SUMMIT: Cebu, Philippines フィリピン・セブ州マクタン島のホテルで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟10カ国による首脳会議は13日、統合実現の目標を5年前倒し し、「2015年」とすることを盛り込んだセブ宣言などを発表し閉幕した。名誉挽回とまではいかなくても、関係者はほっとしっているのではなかろうか。 セブにアジア各国の首相が訪問するなんて、一大事件である。会社や学校も休みになったということだが、それほど混乱はなかったのだろうか。ASEAN加盟国だけでなく、日本の安倍首相も夫人とともにセブに降り立ったようだ。自分の任期中に首相が訪問するような機会があれば面白かったのに、なんて思う。 それより、気になる文言が...。 セブ宣言は「2015年までの共同体創設に向けた強い決意を宣言する」と、5億5000万人の人口を擁する共同体実現への意欲をうたった。1967年設立のASEANは97年の首脳会議で2020年を統合実現の 目標とする「ASEANビジョン2020」を発表、「政治・安全保障」「経済」「社会・文化」の3分野で連携強化を図ってきた。今回の会議では当初目標よ りも5年早い統合実現への協力強化を打ち出した。テレビやインターネットのニュースを見ていると、“セブ宣言”という言葉がよく出てくる。何だこの呼称は、と思ったが、2003年にインドネシアはバリ島で開催された時も“バリ宣言”というのを発表している。 よく分からない名前だが、ASEAN共同体の2015年までの実現やテロ対策などに関する施策らしい。他にも色々盛り込まれている気がするが、詳細は不明(もっと調べれば分かるとは思うが)。とにかく調印されたので、今後、この“セブ宣言”という言葉はずっと残っていくのだろう。 なんとなく、面白い。 |