大阪のフグ
2010/01/15
今日、生まれて初めてフグ鍋を食べた。
昨年2月はクエ鍋を食べたが、今年はフグ鍋。 大阪ではフグ刺し身を「てっさ」、フグ鍋を「てっちり」と言う。 当たると死ぬという意味で“鉄砲”から生まれた言葉とのこと。 自分が珍しいだけなのかもしれないが、フグ(特にフグ鍋)を生まれて初めて食べると言ったら、皆に不思議な顔をされた。この冬で既にフグを5回も食べたというツワモノもいる。関東に居てはそれほど機会がないが、大阪だとフグを食べる機会が多いと言う。正月にはフグはご馳走として家庭に並ぶようだ。もう大阪に来て短くはないのだが、これまでフグを食するチャンスがなかった。 大阪は、フグ消費量が日本一。 水揚げ量は山口県が上なのだが、大阪府は全国の全消費量の6割程を消費しているらしい。それほど、フグは大阪の庶民や街に浸透している。理由は、フグが低料金で食べられるというだけではなく、フグを調理する資格を有した料理人が多くいることもあるとのこと。大阪府では毎年千人以上の「フグ取扱登録者」が誕生し、料理店で活躍しているというのが理由らしい。 今日食べたのは、河豚のコース。 皮刺し、刺身(てっさ)に始まり、から揚げ、あぶり焼き、ぶつ刺し、鍋(てっちり)と河豚ばかりのフルコースだった。本当に最高に美味しく、これだけ美味しいとすぐにまた食べたくなってしまう。 フグの刺身(てっさ) フグのあぶり焼き フグ鍋(てっちり) |