ついにあの映画が・・・
2009/07/11
ついに、「沈まぬ太陽」が映画化される...。
先日、渡辺謙主演「沈まぬ太陽」の記者会見があった。 公式サイトは↓ 「白い巨塔」や「華麗なる一族」で知られる山崎豊子の小説「沈まぬ太陽」は、第一巻(アフリカ篇・上)/第二巻(アフリカ篇・下)/第三巻(御巣鷹山篇)/第四巻(会長室篇・上)/第五巻(会長室篇・下)の合計5巻から成る超が付くほどの長編小説で、この小説を約2年前に読んだ。 国民航空(NAL)という巨大航空社会が舞台となっているのだが、これは日本航空(JAL)の実在の事件や事柄を基にしている。渡辺謙演じる主人公他JAL社員や政府関係者も実在の人物を基に描かれており、こんな内部告発のような話が世間に流れていいのかと本を読み進めながら思ったものだ。 労働組合問題、企業の人事・左遷問題、1985年の日航墜落事故の原因隠蔽や遺族対応、政治と日航の癒着問題、企業ぐるみの犯罪などなど実在の事件を扱っているため、すべてがリアル感をもっており、引き込まれる。 ○「渡辺謙主演、「沈まぬ太陽」記者会見」 ○「製作費20億!渡辺謙が“映像化不可能”と言われた作品にかける意気込み」 何度も映画化が騒がれては、立ち消えていたみたいだ。 それもそのはず。アフリカ編での舞台はケニアのナイロビであり、あの広大さをどう表現するのか。また、御巣鷹山篇ではジャンボ機墜落事故の様子や遺族への対応、墜落の原因など、実在のJALという日本の巨大会社の暗の部分が明らかになる、いわゆるドキュメンタリーに近いストーリーである。この映画化に向け、日本航空から何度か警告文が送られた(名誉毀損等)らしいが、この巨大企業を敵にまわすリスクを承知の上で映画化することは自分も不可能だと思っていた。 そんな映画が今秋ついに公開となる。 3時間超の対策というが、合計5巻の小説をどう映像化したのか非常に気になる。 どこまで核心に触れた描写になっているのか、公開後のJALの反応はいかに、本当に楽しみである。 |
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