Pit Senyor!
2005/01/15
Pit Senyor! このシュプレヒコールの連続。 1月第3日曜日は、セブ最大の祭り・Sinulog(シノログ)が開催される。「セブ版リオのカーニバル」と紹介されるほど盛り上がるらしい。サント・ニーニョ(幼いイエス・キリスト)像を祭るイベントで、「ピット・セニョール」と何度も絶叫し熱狂する祭りである。セブ以外のフィリピンの島だけでなく、世界中からSinulogを見るために観光客が集まるというのだから驚きである。 本番のパレードは明日。 今日は前日なのだが、それでも盛り上がりは凄まじかった。 本当にフィリピン人は祭りが好きで、体中でそれを表現する。 同僚やその友人たちと昼に待ち合わせて、明日パレードを行われる会場へ。今日はそのルートを、サント・ニーニョ像に後ろについて歩くというもの。いわゆる宗教行事である。宗教とは何の縁もないのに、くっついて行くことにした。これがけっこう辛い。道は多くの人でごった返しており、今日は気温も高く日差しもきつい。これが信仰心というものなのか、普段歩かないフィリピン人は誰も文句や弱音を吐くことなく行進する。行進は約2時間、そのままサントニーニョ教会まで続いた。超混雑の中、午後6時頃に会場へ入る。 そこから約3時間はミサ。 唱えたり、歌ったり、祈ったり…。 正直、つまらなかった。立ちっぱなしで本当に疲れた。 そして、9時半頃から「Pit Senyor!」のシュプレヒコールが始まり、会場は興奮の坩堝と化した。いったい何十回、いや何百回この言葉を叫んでいたんだろう。しかも、アメリカ横断ウルトラクイズでトメさんが「ニューヨークへ行きたいか!」とか「罰ゲームは恐くないか!」の掛け声に「オー!!」と答えるように、皆が笑顔で興奮している。最初は一人黙っていたが、途中から参加してみた。最後は、花火が始まり、自分の頭の真上で打ち上がる花火を眺めていた。 歩いて立って、足が棒のように疲れた一日だった。 明日は、Sinulog当日。 とても、楽しみだ。 [写真(左):人々の行進] [写真(右):サントニーニョ教会には溢れんばかりの人だかり] |
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