新たな発見!
時差があるとカウントダウンが2度も楽しめる。
昨晩、結局ラーメン屋は定休日だった…。
仕方なく、Ayalaで何かを食べてから帰るかと移動しているところ、日本人を対象にした喫茶店の前でテレビが映っているのが見えた。どうしても紅白が見たい!と執着しているわけではないのだが、このまま家に帰っても何だなぁと思い、ふら〜っと寄ってみる。そこは、セブ在住のおじさん達の溜まり場になっており、“連れ”のお姉ちゃんも何人かいる。
何とそこには年越しそばまで用意されており、おせち料理も日本食レストランから配達されると言う。上述の状況で、何となく居心地は良くないのだが、紅白も見られるし、そばもあるし、少しは賑やかな新年が迎えられるかなと、居座ることにした。
紅白歌合戦は前半の終わりの頃だろうか。
画面には島倉千代子がいる。
そして、歌に合わせて後ろのフィリピーナ達が歌ってる。
どうも、モーニング娘。やオレンジレンジは前半に出場したらしく、見ることができなかった。でも、あゆ・ドリカム・ゆず・Gackt・一青窈・ポルノなど、久しぶりに動いている生の映像を見られて感動。それにしても、「マツケンサンバ」って何だ?今回の紅白の切り札、視聴率を稼ぐキーとなるのは松平健というのを聞いていたのだが、何なんだあれは…。松平健って、もっとシリアスな俳優じゃなかったっけ?こんなのが今の日本国ではブームなのか・・・ついて行けません。日本の音楽シーンはどうなっちゃったの?まぁ、でも、気分が明るくはなれるわな。
「紅白歌合戦」、終了。
「ゆく年くる年」、開始。
いつもなら民放のカウントダウンを見てる。
電波少年とか、サザンやあゆやジャニーズのコンサートなど。
記憶にある限りでは初めて「ゆく年くる年」を見ながらの越年。まぁ、NHKしか映らないからね。「ゆく年くる年」は画面上に時計を表示するわけでもないのだが、ちょうど清水寺の映像の時に参拝客の「5・4・3・2・1・ゼロ!」という掛け声が聞こえた。
おぉ、ついに年明け!
でも、これは画面の中の話。つまり、日本。
フィリピンでは午後11時になったところ。
画面の中は2005年、自分がいるところは2004年と不思議な感覚。
ひとまず、
「日本では明けましておめでとう!」と乾杯。
そして、1時間後。
店外では爆竹と花火の轟音。
今度は現地のテレビに切り替える。
マニラでも日本のようなカウントダウンイベントを行っているらしく、とても盛り上がっている。画面に時計が表示され、越年と当時に豪華な打ち上げ花火!
「フィリピンも明けましておめでとう!」と2度目の乾杯。
2度も越年した気分♪
1時間は不思議な気がしたけど、あの何とも言えぬ静かな興奮が2度も味わえた。とても、貴重な体験。おそらく1時間という時差だからというのもあるのかな。
何はともあれ、2005年もヨロシクお願いします。
[写真:まさかの年越しそばとおせち料理]