IT専攻の学生向けに講義を行った。
朝8時にCIT(Cebu Institute of Technology)大学の学生が、職場に来るということで、時間通りに到着するも、学生は今回の責任者である4人しかおらず、色々動き回って準備をしてくれていた。「何時に来るの?」と先に来ていた学生に聞いても、フィリピン人から返ってくる答えはいつも一緒「間もなく来るよ。フィリピンタイムだからね、フフフ」…。また、“フィリピン・タイム”か。
結局、9時前に学生が集まり、開始はちょうど9時頃。
学生を見て、びっくりした。皆、自作のお揃いのTシャツを来ている(写真参照)。1時間ずつ3人のスピーカーで講義を行い、自分の無事に終えることができた。つまらないだろうと思っていたけど、けっこう興味を持ってくれたようで、質問もしてくれた。50人ものフィリピン人学生の前で一方的に講義をするということで、直前は緊張していたけど、やっている最中は楽しめた。
講義の後、学生達からプレゼントをもらった。
1つは人形。よく分からないけど、首振り人形だった。デスクに飾ってくれということなのかな。もう1つは盾。何かで表彰されたかのような錯覚に陥る立派な盾で、中にはメッセージが記されている。
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Cebu Institute of Technology
COLLEGE OF COMPUTER STUDIES
Present this
PLAQUE OF APPECIATION
To [My Name]
JOCV Volunteer, Japan
In grateful appreciation of his tireless and unselfish effort as the RESOURCE Speaker with a topic on E-commerce and Banking System.
Held on the 24th day of September, 2004
At DOST 7 Conference Room
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夜は、同僚たちに誘われAyalaに映画を見に行った。
今回見た映画は、「Feng Shui」という題名のフィリピン版ホラー映画。そして、タガログ語。フィリピン映画を初めて見たのだが、何というか、映像も演出も2流以下。タガログ語のため、会話は一切理解できなかったから、一概に否定はできないんだけど、強引に怖がらせる場面を作っている気がした。それでも、ホラー映画だったからか、言っていることは一切分からなくても、ストーリーは何となく把握できたのだ。
映画以上に面白いのは、フィリピン人の反応。
前回、「Anaconda」を見ている時、Anaconda(大蛇)に襲われる時に悲鳴があったり、助かった時には会場全体から拍手が起きてたから、今回はどうなるのかと思っていたら、案の定。映画の最初から終わりまで、キャーキャー絶叫。日本の映画館であんなに騒いでたら迷惑で退場させられると思うけれど、フィリピン人はそれをすごく楽しんでいる。そんなフィリピン人の反応を横で見ているだけで、こっちも面白くて爆笑してた。
[写真(左):聴講する学生たち]
[写真(右):プレゼントされた人形と記念の盾]