インド洋津波
2004/12/30
休暇を利用して、27日から30日まで旅行に出ていた。
カモテス諸島という、セブ島とレイテ島の間に位置する島。 海がとてもキレイで、リゾートホテルも幾つかあるんだけど、交通の便があまり良くなく、かつメジャースポットではない(「地球の歩き方」には一切表記されていない)島。年末のこの時期なのに、滞在4日間で出会った観光客は1組だけというローカル感溢れる島を堪能してきた。詳しくは、「Travel」に旅行記をアップします。いつか…。 この旅行に行く前日に起きたスマトラ地震。 そして、インド洋を襲った大津波。 27日の朝に、唯一の情報源であるインターネットで確認してが、それほど詳しいことは分からなかった。まだ1日と経っていなかったため情報が錯綜しており、ソースによって被害者数の大きな違いが見られた。ただ、フィリピンには被害がないということだけは分かった。津波に関してはマレー半島が完全にブロックする位置になるため、フィリピンまで津波が及ばないようでした。 カモテス諸島への旅行二日目、テレビでニュースを見ていたホテルのスタッフとこの件に関する話をした。 TK 「詳しくは分からないんだけど、どこが最も深刻な被害なの?」 ス 「スリランカとインドネシアみたい」 TK 「そうか。フィ・・・(と言い掛けようとしたところ)」 ス 「日本は被害ないの?ってか、日本ってどこにあるんだっけ?」 TK 「日本はもっと北にあるから大丈夫だよ。<BR>あんた、フィリピンの心配をしなよ」 こんな会話をしていたが、まだ状況は把握できていなかった…。 そして、旅行三日目。 ホテルを移動し、テレビ付きの部屋に泊まることにした。もちろんBSなんて高価なモノはあるわけなく、映るのは現地番組ばかり。夕飯まで暇だったので、現地ニュースを見たところ、あまりもの被害の多さに唖然とした。画面を見ると、「56,000 patay」と書いてある…。ごっ、5万人?一瞬目を疑ったが、その後目を覆いたくなるような映像が次々と放送された。フィリピンでは新聞やテレビで死亡者を平気で載せる。撮影したありのままの映像で、モザイク等で隠すことすらしない。今回見た映像は・・・通り一面に敷き詰められた遺体、白いビーチの上で男性か女性かそして年齢も分からないくらいぐちゃぐちゃになった遺体、腐敗してこれが人なのかと思うような遺体の数々…こんな映像が一般の家庭に流れているのだ。見る見ないは見る側の選択だとしても、子供までもがこれらの映像を見られてしまうのは、あまり良いことではないと思う。 そして、今日の夕方前に旅行から帰宅。 まずメールを確認すると、何人かから安否確認の連絡が来ていた。心配してくださった方々、ありがとう!フィリピンは被害が全くありませんでした。 そして、一番の心配事であった情報が飛び込んできた。 28日の時点、協力隊員7名(タイで4人、モルディブ2人、スリランカ1人)の安否が確認できていないとのこと。でも、ニュースを時間を追って読み進めると、「国際協力機構(JICA)は29日未明までに、インドネシア・スマトラ島沖地震の後、タイなどで連絡が途絶えていた青年海外協力隊員ら関係者全員の無事を確認した。」という情報が載っていた。詳しくは、こちら。 JICA関係者は全員無事だったようだ。 しかし、多数の邦人、現地人が亡くなっているので素直に喜べない。 今後、マラリア・デング熱などの感染症の二次災害が懸念されている。同じ途上国、そして近隣の東南アジア国にいる身としては、全く他人事には思えないので、一刻も早く復旧してもらいたいと強く望む。 ちなみに直接の知り合いではないが、スリランカに派遣している隊員のサイトに、「スマトラ沖地震 被災地救護活動」の様子が掲載されている。現地の隊員達がボランティアで集まり、救護活動を行っているようだ。今、こちらからは何もすることはできないが、遠くから応援したい。 スマトラ地震・津波で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。 |
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