2005/03/29
フィリピンの官公庁が週休3日制(4勤3休)を導入。
夏限定、政府機関限定の施策。
来月からうちの配属先も毎週3連休(かな)。

アロヨ大統領は月曜日の夜、来月4日から5月末までの間、全国の政府機関で週4日の勤務体制 を実施する行政命令を発したものとみられている。政府は2002年にも同様の勤務方式を採択している。大統領府で行われた記者会見で、エネルギー担当と予算担当の 高官らは、全国の政府機関職員、140万人のうち70%が今回の勤務方式の対象となると述べた。
週4日労働制は、省エネ運動の一環として4月4日(月)から全国の政府機関で実施される。

 こんなことがあるんだ。

突然のニュースに驚いた。
まだ、自分の配属先が週休3日制を採用するか答えを出していないようだが、大いに可能性はある。週休3日となりより自由な時間ができることを喜んで良いのか、限られた任期の中で活動時間が減らされることを嘆いたらいいのか...。

省エネの一環、そして家族サービスの時間が増える、国内旅行者が増えることが各地の観光業が潤う、酷暑の中働かなくて済む、などなどメリットはある。

しかし、そんな簡単なものだろうか。
これまで1日8時間×5日=40時間で行ってきたサービスの質を落とさないために、週休3日中は1日10時間×4日=40時間の労働体制をとるらしい。残業なんて全くしないフィリピンの公務員が一日10時間も働くことができるのだろうか。本当に、これでサービスの質を維持することができるのだろうか。

この「週休3日制」の施策を政府は民間企業にも勧めているらしい。
そもそも政府機関だからできる話であって、品質や生産性の向上・競争力強化が必須となる企業の経営者が乗ってくるとは到底思えない。普通に考えて、週4日10時間働いても、週5日働くのと同 じような成果は上げられないはずである。
また、民間企業には、非常勤で日給制で賃金が支払われている労働者が多い。特にフィリピンでは、この雇用形態が多いと言う。総労働時間が同じでも日給制であれば、給料は減収になるはずである。1日を生活するのに苦労している層の労働者にとっては死活問題となる。


色々書いてはみたが、既に承認されたこと。
もう来週から2ヶ月間導入されるのだ。
導入されたら、週末の過ごし方を練ることにしよう

日本でこの制度が導入されたら万々歳だな。
日本じゃ有り得ない施策だと思うが、フィリピンのように思い切ったことを見習ったらどうだ

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| ニュース | 2005/03/29 12:00 AM | comments (0) | trackback (1) |
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