JICA | 「Japan International Cooperation Agency(独立行政法人国際協力機構)」の略。 協力隊事業を含む日本政府国際協力事業の実施機関。 |
JOCV | 「Japan Overseas Cooperation Volunteers(青年海外協力隊)」の略。 |
隊員 | 「青年海外協力隊」の略。一般隊員、一般短期派遣隊員、シニア隊員を包括的に意味 する場合が多い。 |
一般隊員 | 一般公募・選考・訓練を経て、原則として2年間派遣される隊員のこと。一般短期派 遣隊員、シニア隊員との対比で使用される用語。 |
一般短期派遣隊員 | 海外経験があり語学力に優れた協力隊OB・OGで募集・選考され、短期間の研修を 経て、1年未満派遣される隊員のこと。 |
シニア隊員 | 一般隊員経験者で、シニア語学試験に合格し、特に高度で即戦的な技術力、語学力、 現地事情に関する知識、調整力等を要する要請に対して派遣される隊員。シニア隊 員のうち、派遣期間1年以上のものを「一般シニア隊員」、1年未満のものを「短 期緊急派遣隊員」と言う。 |
隊員候補生 | 選考試験に合格し、派遣前訓練を受講中の人。隊員候補生は、訓練終了時の合意書署名 をもって隊員と呼ばれるようになる。 |
受入国 | 隊員の派遣先の国。「相手国」、「派遣国」、「任国」、「被援助国」等とも言う。 |
OB・OG | 隊員経験者。 |
活動期間 | 隊員が受入国に到着した日の翌日から、海外協力活動を終えて受入国を出発する日の 前日までの期間。 |
派遣期間 | 隊員が受入国に到着した日から、海外協力活動を終えて順路直行により日本へ到着す る日までの期間。 |
現職参加 | 日本での勤務先を退職することなく、休職・長期出張・派遣法等の措置により、被雇 用者(社員・職員等)としての身分を残したまま隊員になること。このような隊員を 「現職参加隊員」と呼ぶ。 |
合意書 | 「青年海外協力隊の派遣に関する合意書」の略。隊員の赴任に先立ち、隊員の業務・ 遵守事項等について、各隊員と事務局長との間で取り交わされる文書。 |
派遣取極 | 隊員の派遣・受入に関する日本国政府と受入国政府との間の交換公文。 |
交換公文 | 一般に国会の承認を得ずに政府間で締結することのできる国際約束で、同じ内容の公文 を関係両国間で交換し確認し合うことにより成立する。「E/N (Exchange of Notes)」 との略される。派遣取極はすべて交換公文の形式で締結されていることから、協力隊で 交換公文と言えば通常派遣取極を意味する。 |
在外健康管理員 | JICA関係者の健康管理を支援するために、衛生環境、医療事情が厳しい地域を中心に派 遣されている。 |
在外公館 | 各国に設置されている日本国大使館・日本国総領事館・日本国領事館・日本国政府代表 部等の総称。受入国に在外公館がない場合、当該受け入れ国における在外公館としての 業務を近隣国の在外公館が担当する。このこと「兼轄」と言う。 |
配属機関 | 隊員の受入国での配属先組織。「配属先」とも言う。配属期間の大多数は受入国の政府 組織である。 |
所属先 | 現職参加多員の日本での勤務先。(配属先とは異なる。) |
事務所 | 海外のJICA事務局。全受入国を含む約70カ国に設置されている。規模・所掌業務により、 事務所、駐在員事務所、青年海外協力隊調整員事務所に分類され、それらを総称して在外 事務所等とも言う。必要に応じ、在外公館と連携を取りながら業務を進めている。 |
調整員 | 「ボランティア調整員」の略。事務局からの在外事務所に長期派遣されボランティア業務 を担当する人。 |
派遣法 |
「国際機関等に派遣される一般職の国家公務員の処遇等に関する法律」(いわゆる国家
公務員派遣法)及び「外国の地方公共団体の機関等に派遣される一般職の地方公務員の
処遇等に関する法律」(いわゆる地方公務員派遣法)の略で、いずれも公務員の現職参
加について規定している法律である。
派遣法の適用により現職参加した隊員を「派遣法適用の隊員」と呼ぶ。派遣法適用の隊 員は全て国家公務員または地方公務員である。派遣法適用の隊員の所属先では、当該隊 員を「派遣職員」と称する。 |
本邦 | 日本。 |
要請 | 隊員を派遣して欲しい、派遣中の隊員の活動期間を延長して欲しい、機材を供与して 欲しい等といった、受入国政府・配属機関からの日本政府への公式の書面による要望。 |
カウンターパート | 「同役の相手」、つまり、協力隊流に意訳すれば、隊員の協力業務を共同で遂行する 現地側(配属機関や任地)のスタッフ(隊員の上役や同僚あるいは、村落における村 人や学校における学生等)のこと。「C/P」とも記載される(英語の counterpart personnel より)。 隊員活動の成否の一つの鍵は、形ばかりのカウンターパートがいることに拘ることよ りも、現地側スタッフ一人ひとりを、同役の相手として置き換える柔軟な思考を持て るか否かにかかっていると言っても過言ではない。 |
訓練 | 隊員候補生を対象として訓練所で実施される派遣前訓練のこと。 |
訓練所 | 広尾訓練研修センター、JICA駒ヶ根(駒ヶ根青年海外協力隊訓練所・KTC)、 JICA二本松(二本松青年海外協力隊訓練所・NTC)の総称。 |
留守家族 | 派遣中の隊員の家族(通常、未婚の隊員の場合はいわゆる実家、結婚している隊員の場合 は配偶者等)で、日本国内の連絡先として事務局に届けられるもの。「留守宅」とも言う。 |
NTC | JICA二本松(二本松青年海外協力隊訓練所)のこと。 “Nihonmatsu Training Center”の略。 |
生活班 | 派遣前訓練で生活を共にする班。 15年度3次隊は男子8名・女子8名、合計16名が基本であった。 |
朝の集い | 毎朝6:25〜7:10頃まで行われる朝礼。メニュー点呼、ラジオ体操に始まり、ランニ ングや各種運動をする。予防注射の翌日は歌(「若い力」)の練習をする。遅刻す ることは許されない。 |
若い力 |
「朝の集い」で週1回練習する、協力隊の歌。
歌はココ(↓)で聞けます。 |
予防注射 | 訓練中、そして派遣後に打たなければならないワクチン注射のこと。派遣国により 注射を受ける回数は異なるが、週に一度は打たなければならない。狂犬病や黄熱病 の予防注射については、副作用を起こす人が出る。 |
食事 | NTCの食事はとても美味しい。3ヶ月で数kg太るという話は普通。毎朝運動して いるのにも関わらず、10kg近くも増量してしまった候補生もいた。任地では栄養の ある食事は摂れないため、わざと太らせるメニューを出していると噂も出たほど。 |
岳温泉 | NTCからバスで5分、歩いても20分で行ける岳温泉。地名の通り温泉街であり、 スキーシーズンとぶつかる3次隊の週末は必ず観光客で混雑していた。候補生 行きつけの居酒屋も多々あり、ワゴン車等で送迎してくれるサービスも有り難 かった。 |
所外活動 | いわゆるボランティア活動で、地域住民との交流を深めることが目的である。 受入先は障害者福祉施設・老人福祉施設・保育所・幼稚園・農家等、様々。 |
マジック | 訓練所で結ばれるカップルのこと。「駒ヶ根マジック」、「二本松イリュージョン」、 「広尾ミラクル」と言われたりする。派遣前訓練期間中限定の交際であり、任国が同 じでない限りはその後2年間会うこともない。だから、「マジック(魔法)」と言う のだろうか・・・魔法はいつか覚めるもの。 |
白線流し |
フジテレビのドラマ「白線流し」のこと。
1996年1月〜3月まで放送されたドラマの続編として2年に一度のペースでスペシャル版 が放送されている(「北の国から」にようになっていくのだろうか)。2001年10月に放 送された「白線流し〜旅立ちの詩」で、主人公の大河内渉 (長瀬智也)が青年海外協力隊に参加してスリランカに渡るという設定になっている。 ドラマのロケに駒ヶ根訓練所が使われたりと、協力隊の知名度を上げたドラマである。 |