フィリピン選挙投票日
2007/05/14
フィリピン全土では、今日が統一選の投票日である。
投票日は祝日となり、学校や企業が休みになっている。 2004年の大統領選挙投票日がとても懐かしく感じる。赴任1ヶ月後のマニラで現地訓練中で、外出禁止令が出されてドミトリーで暇をしていた記憶がある。 ○『中間選挙めぐる暴力事件で113人が死亡』 フィリピン警察当局は13日、上院(定数24)の半数と下院(定数250以下)、地方自治体首長などを改選する14日の中間選挙を前に、1月中旬からの選挙運動期間中に暴力事件で113人が死亡したと述べた。相変わらず血で血を洗うような選挙となっているようだ。 赴任当初の頃は、選挙中のこのようなニュースが流れる度にびびっていたが、それも時間が経つにつれて普通のことにさえ思えてしまった。慣れというのは恐ろしいモノである。 でも、一旦日本に戻って、日本の選挙事情を見ていると、それがいかに異常か気付く。もちろん、元長崎市長の刺殺事件は衝撃的ではあったが、選挙候補者のmixi踏み逃げが公職選挙法違反になるとかならないでくらいで報道されるなんて、本当に平和だなと思えてしまう。 ちなみに、フィリピンでは選挙前夜から飲酒は禁止となる。 結局、理由は不明なままだったが、選挙とは厳粛なモノとされているからだろう。でも、その厳粛な選挙のために殺し合いが行われるというのは、何だか矛盾している気がする...。 |
今季初神宮観戦
2007/04/28
ようやく今シーズン初の神宮球場観戦。
ヤクルトvs巨人戦を合計7人で観戦した。 GWの初日、予報通り15時過ぎから激しい雷雨となり、かなりの確率で中止だろうと思っていた。中止になった場合、このまま解散するのはもったいないので、代替案を考えていたほどだ。 だが、16時半頃から雨は弱まり、17時に球場入りする時にはなんと雨はあがっていた。その後、試合の途中で一瞬雨が降ったくらいで、誰もが諦めていた試合が開始されることになった。 半年振りの明治神宮球場 雷雨で開催が危ぶまれのに、外野席は観客が多かった 1回表にいきなり巨人が先制し、今シーズンは下位に低迷しているヤクルトの観客席には早くも落ち込みムードが漂ってしまう。しかし、1回裏に5安打を集中させ3点を取り逆転に成功。 その後、巨人の一発攻勢で追い上げられるも、我がヤクルトも小刻みに点を重ね、投げては藤井投手が7回を3失点でおさえた。何度も何度も東京音頭を叫べるのは、本当に最高。 打線爆発で東京音頭の連続 結局、試合は6−4でヤクルトの勝利! 強いヤクルトの試合が観戦できて、観ていて気持ちのいい勝利だった。 6−4で勝利、ヒーローの藤井投手 巨 人 1 0 0 1 1 0 0 1 0 − 4ちなみに、今日(4/28)は「メガネDay」というヤクルト球団の企画で、選手がメガネを掛けて球場入りし、神宮球場のスタッフもメガネを掛けている。さらに、ファンもメガネを掛けて球場入りするとグッズがもらえるということで、皆でメガネを掛けて入った。何と言うか、この一体感が心地よい。 クリアファイルとメガネ拭きがプレゼントということで、それほど嬉しくはなかったが、ライト側スタンドのメガネ着用率が異様に高かったりと、こういうファンが喜ぶようなサービスは良いと思う。 メガネ拭きはボール型 |
海外科学技術協力隊?
2007/04/27
○『海外科学技術協力隊作って、有識者が提言…積極貢献求める』
総合科学技術会議(議長・安倍首相)の有識者議員8人は24日、発展途上国などへの科学技術協力の強化を目指し「海外科学技術協力隊」を創設すべきだとする意見書を同会議に提出した。海外科学技術協力隊って、何だ? 既に40年もの歴史を持つ「青年海外協力隊」と、「海外科学技術協力隊」との分界はどうするのだろう。双方、外務省によるODA(政府開発援助)の一環とのこと。 感染症については、エイズ対策をはじめとして「青年海外協力隊」でも積極的に取り組んでいるはずである。重点課題とする職種にすればいい話だと思うに、新たに「海外科学技術協力隊」なるものを創設する必要があるのだろうか。 |
ボランティアが殺害
2007/04/26
フィリピンで活動をしていたアメリカのピースコー・ボランティア(平和部隊)が数日間行方不明になっており、ついに最悪の結果となって発見されたらしい。
○現地ニュース:『Missing US peace corps volunteer found dead.』 Government forces on Wednesday morning found the body of US Peace Corps volunteer Julia Campbell who had been reported missing since last week in Ifugao province, military officials reported.US peace corps volunteer(アメリカ平和部隊)とは、日本でいう青年海外協力隊と同じで、元ケネディ大統領が作ったボランティアである。そもそも青年海外協力隊は、US peace corpsを参考にして(真似して)日本政府が作ったものである。 活動中も同じ配属先機関にJustinというUS peace corpsがいた。 一緒に活動をしたり、共に遊んだりしたものだ。 そんな身近だったUS peace corpsが活動任期中に殺された、なんだか他人事には思えない。 しかも、この現場とされている、北ルソンのバナウェという地には旅行で訪れたことがある。世界遺産に指定されているライステラスがある、とってものどかで平和な地域だったのになぁ。彼女の任地も別の地域だということから、おそらく北ルソン地方を旅していたのだろう。見る者を圧巻させる棚田のあぜ道でトラブルに巻き込まれたのだろう。あんな奥地で事件に遭い放置されたら何日も何週間も発見されないだろうな。 US Peace Corpsのウェブサイトでも、大きく取り扱われている → コチラ。 フィリピンのためにボランティアとしてアメリカから赴任していたUS peace corpsが、フィリピン人に殺害されたとなると、国際問題にも発展しかねない事態になりそうだ。 ○現地ニュース:『Campbell's death will not stop deployment of US volunteers』 US Embassy spokesman Matthew Lussenhop said the US Government is notこの記事を読む限りでは、米比の国交関係がこじれたり、平和部隊が撤退するようなことは考えていないようだ。だがしかし、事故や病気が原因ならともかく、任国で殺害されたとなると、そう簡単に事が収束に向かうとは到底思えない。 ご冥福をお祈りします。 |