El Nidoへ移動
2006/03/21
8:20に起床。
今日はEl Nido(エルニド)へ移動する日。 朝食後、プエルト・プリンセサの街を観光する。 メインの通りから、パラワン博物館・マーケット・教会・フェリー埠頭・海沿いを散歩。街は昨日も感じた通りにキレイだ。プエルト・プリンセサの庶民の交通はトライシクルとジプニー。このトライシクルがほとんどが青に統一されていて、何だか違和感が...。 青に統一されたトライシクルが街を走る Puerto Princesaの街の様子 ホテルに一度戻りチェックアウトをして13:00に空港へ。 プエルト・プリンセサからエルニドは、South East Asian Airlinesを利用することになる。週に3便しかなく、しかも19人乗りというセスナのような飛行機。ボーディングの手続きをしていると、係員が隣の台を指差しながら、 「体重計に乗って」 と言う。 「えっ?あ、はい」 「荷物を持ち込むなら、一緒に体重計へ」 「えっ?あ、は、はい」 「荷物込みで66kgね、君は右側の座席ね」 「えっ?あ、は、は、はい。で、何これ?」 「飛行機のバランスを取るために乗客の体重を調整しているのさ」 噂では聞いていたが、本当に体重を測るんだ。 こんな原始的な方法で大丈夫? 何だか、ちょっと怖いなぁ。 19人乗りの小さな飛行機 機体の中の様子 ちなみに、乗客は7人だけだったが、一人デブのおばちゃんがいたため、左側の方が人数が少なかった。セスナが離陸する。揺れるし、なかなかのスリルがある。自分の位置から操縦席がよく見えるのだが、フィリピン人の機長(操縦士)と副機長が操縦しながら、大声で話し、大声で大爆笑している。おいおい、本当に大丈夫なのか。心配になってきたし、揺れて酔ってきたので、目をつぶって眠ることにした。 15:15にエルニド到着。 空港は本当に何もない。 こんな殺風景な空港は初めて見た。 空港からエルニドの村まではトライシクルで移動(P150)。 エルニド村に到着後、帰りに航空券を購入する。 実は昨日まで取れなくて、10時間かかる陸路を覚悟していたのだが、運良く1つ残りがあったので、次の便(3日後)の航空券を買うことにした。 ビーチ沿いに思ったより宿が多い。 ホテルというような宿はなく、どこもコテージとかゲストハウス風の宿ばかり。 幾つか宿を回り、値段を交渉し、ビーチの目の前の比較的キレイな宿に決めた。エアコンなし・ファン付き・水シャワーで1泊P500。今はオンシーズンで白人を中心に観光客が多いらしく、これ以上は安くできなかった。 エルニドの宿泊した宿の前のビーチ 宿泊した宿(泊まったのは1階) しばらく部屋の前のハンモックで本を読んだり寝たりする。 レストランもあまり選択肢がないのだが、ビーチ前のけっこうお洒落な所に入ってビールを呑みながら夕飯を食べた。 部屋に戻っても、特にやることなくテラスでぼーっとする。 ベッドの上で本を読みながら、気付いたら寝ていた。 そして、エルニドでは16:00〜24:00の間しか電気は使えない。 午前0時になると電気がストップし、辺りは真っ暗、そして当然ながら扇風機まで止まってしまう。蚊除けにも扇風機は回しておきたいのだが、扇風機まで使えないとは...。暑くて寝苦しい。 |
Puerto Princesaへ
2006/03/20
9:55の便に乗るためにセブ・マクタン空港へ。
30分前に到着して手続きをして搭乗口へ歩いていると、どうも自分の名前がアナウンスされている。空港で名前が呼ばれるのなんて初めての経験だ。トイレに行っていただけなのに、急いでくれとアナウンスしている。 そして、飛行機に乗り込むと同時に入り口は閉鎖された。 Air Philippinesの中型飛行機の席が7割くらい埋まっていたが、自分が最後の客だったようだ。日本人なのに最後でした…もっと早く行動するべきだったのだろうか。でも、まだ出発まで15分は時間がある。と、思っていたら、予定の10分前に機体は動き出してしまった。フィリピンなのに珍しいこともあるもんだ。 飛行機からPuerto Princesa上空を撮影 11:00前にプエルト・プリンセサ空港に到着。 空港は、とてもこじんまりとしている。空港内に観光案内所があったので、幾つかパンフレットをもらい今日泊まる所を探すことにした。 Puerto Princesa Airport プエルト・プリンセサはパラワンのほぼ中央に位置し、パワラン州の州都でもある。それでも街は大きくなく、頑張れば全て歩いて回れるくらいの規模だ。最初はまだ何も分からないので、トライシクルに乗って宿を探すことにした。観光案内所で勧められた「Tropical Sun Inn」で降ろしてもらう。トライシクルの相場が分からなかったが、敢えて事前に聞かず(聞くとふっかけられる気がしたから)P7出しても何も言われなかった。 「Tropical Sun Inn」でまず値段を交渉してみる。 ファンルームとエアコンルームがあるのだが、今日はとっても暑いのでエアコンルームを選ぶことにした。エアコン・テレビ・ホットシャワー付きで、1泊P650にまで下げてくれた。それでもまだ高いとは思ったが、ここには1泊するだけだし、何だか眠いのでココに決めてしまった。 宿泊したTropical Sun Inn チェックインした後、夕方4時まで昼寝をする。 暗くなる前に街を見ておきたかったので、散策開始。 メインのリサール通りからマーケットまで歩いてみる。そして、そう言えば今日朝から何も食べていないことに気付き、夕方5時前にジョリビーで今日最初の食事。その後、州政府庁舎から空港方面まで歩いてみる。何だか、フィリピンでは初めて見る街の雰囲気だ。小奇麗に全てがまとまっている感じがする。 一度、ホテルに戻り休憩。 8時頃にKalui Restaurantへ夕食を食べに行った。 夜は持参した本を読んだりして(この旅には4冊の本を持って来た)、早めに就寝。 明日は、エルニドへ移動。 |
パラワン旅行へ
2006/03/20
今日からパラワン島に行ってきます。
最終隊員活動報告書は昨日仕上げたし、後は残された少ない任期でやり残しがないようにしよう。 フィリピン最後の秘境と呼ばれる“パラワン”。 パラワンは、2つもユネスコの世界遺産(自然遺産)を保有する。 その中でも特に、世界遺産の一つである Puerto-Princesa Subterranean River National Park(プエルト・プリンセサ地底河川国立公園) はこの旅で最も楽しみにしている一つだ。 北ルソンと同様に、パラワンも隊員の任期中でなければ、そう簡単に行ける所ではない。フィリピンでの思い出作りに、赴任当初からずっと行きたかったパワランに行ける。9:55にセブ・マクタン空港を発ち、11:00にはパラワン島のPuerto Princesa(プエルト・プリンセサ)だ。 それにしても、自身の帰国準備はまだゼロの状態...。 段ボールを用意したものの、荷造りには一切手を付けていない。 大丈夫かなぁ。ちゃんと期日までに引越しをすることができるか。 まぁ、それは旅行から帰ってきてから考えよう。 とにかく、待望のパラワン旅行に行ってきます。 |
最終隊員報告書
2006/03/19
本日、最終(第5号)隊員活動報告書を書き終えた。
(昨日のビサヤ隊員プレデシピのひどい二日酔いの中) 書き始めようと思ってから、何と時間の掛かったことか。 表紙を入れて10ページの最終報告書。 でも、時間を掛けた割には内容はたいしたことない気がする...。 最終隊員活動報告書に書くべき内容は以下の4点。 ●活動計画の達成度 ●全期間の協力効果 ●後任隊員への要望 (後任隊員は呼ばないが) ●今後の協力の見直し さっそくコピーを一部とって、JICA事務所に郵送した。 他のレポート、帰国手続きに関わる提出書類も全て一緒に郵送。 過去の報告書は相次いで期限から遅れていた(前回の4号報告書は何と3ヶ月遅れ)が、今回の期限は守るようにとお達しが出ていた。若干の不安があったが、きちんと期限の数日前に終わらせることができた。 これにて、任地にて隊員の活動としてやるべきことは、とりあえず完了。 あとは月末に配属先でDespedida partyを開催し、マニラに上がった際にJICAとボランティア調整局で帰国隊員報告を行うだけだ。 いやー、開放感に満ち溢れてます。 |
ビサヤ隊員デシピ
2006/03/18
昨日の配属先プレデシピに続き、今日は我々のバッチのセブ島を中心にしたビサヤ地域のDespedida party(送別会)。
一日がかりのパーティーにしようと、朝からアイランド・ホッピング、夜は食事会を開催することになった。事前にある程度準備を進め、自分も思いっきり楽しもうと意気込んでいた。ボートに乗れる人数に余裕があったため、前日に同僚に声を掛けたところ、3人が一緒に参加してくれることになった。 朝9時にオフィスに集合し、貸切ジプニーで移動。 ラプラプ市で隊員数人を拾い、昼食となるレチョン(バボイ&マノック)・プソ・パンシットなどを購入。もちろん、ビールやジュースも用意。その他、おにぎり・ロンガニーサ・麻婆豆腐の料理を隊員で持ち寄る。 これぞ、フィリピン流。 マリゴンドンのビーチでは待機していたバンカボートに乗り込み、まずはスノーケリングポイントのヒルトゥガン島へ。入島料、一人P75をケチって、サンクチュアリの外で海に入ってみたが、魚はまったくいない。これではスノーケリングの意味がないので、仕方なく入島料を払うことにしてサンクチュアリに入った。ここで45分くらい遊ぶ。 スノーケリングをしたヒルトゥガン島の沖合い 昼になり、お腹も空いてきたので次のスルパ島に移動。 この島の目の前でボートを止め、ボートの上で昼食を食べることにした。暑い中、透き通る海の上で食べる食事とビールは格別に旨い。皆、黙々と食べていた。 スルパ島の目の前、ボートの上で昼食 3時過ぎにマリゴンドンに戻り、アイランドホッピング終了。 一度解散し、夜は7時から日本食レストランのチロリン村で夕食会。 お世話になった隊員OB二人と専門家の方にも参加してもらい、刺身や寿司をはじめとした日本食に舌鼓を打つ。ビールも進み、久々に焼酎も呑み、だいぶ酔っ払う。楽しい時間はすぐに過ぎてしまい、次の会場に場所を移した。2次会はK-1という日本の歌がたくさん入っておるカラオケ。この頃には酔いが完全にまわり、騒ぎまくる。 結局、3次会としてバッチョイ(フィリピン風ラーメン)を数人で食べに行き、気付いた時には朝、家のベッドで横たえてた。 カラオケとバッチョイ屋での記憶が曖昧な感じ...。 送別会、本当に楽しかった。 一緒に企画したH隊員、その他参加してくれた大勢の皆さん、ありがとうございました。 |