2005/08/17
今日は、S隊員の配属を訪問するためレイテ島へ。
同じ職種(コンピュータ技術)であるS隊員が「私的報告会」なる会合を企画した。結局、3名しか集まらなかったが強行することとなった。他の隊員の配属先を訪れるのは面白いし、いい刺激になる。なかなか他の島ともなると行く機会も少ないので、今回はいち早く参加の手を挙げた。

レイテ島は、実は6月の訪問に続いて2度目。

朝、6時の高速船・SuperCatに乗るため5時起き。
昨晩寝るのが遅かったので、寝不足で一日中眠かった...。


レイテ島のオルモック(Ormoc)でU隊員と合流し、バスに揺られること45分、バイバイ(Baybay)に到着。訪問先は、LSU(Leyte State University)。早速、学内にあるS隊員宅に荷物を置いて大学見学を始めた。


LSU Directory

LSUは農業の分野では名の知れた大学であり、キャンパスがかなり広い。
キャンパス内をジプニーが走っており、ビーチから山まで保有しているとのこと。学内は所々にぽつぽつと建物があるが、ほとんどが緑で覆われている。心なしか筑波大学に似ているような。大学の周辺にはこれと言って何もない(マーケットがある程度)、学生達は授業のない日は何をして過ごしているのだろうか。

S隊員とそのカウンターパートに案内され、建物から建物へと見学しに行く。様々な学部があり、中でも農業関連の学部は施設がとても充実している。この分野に関しては素人だが、素人目から見てもフィリピンの大学でこんな設備が整っているのか、とその都度感心してしまうほどだった。

今日は、とても暑い。
暑い中、広い学内を歩いているだけでバテる。


緑あふれる広大なキャンパス


高台からの眺め


昼休憩を挟み、午後から報告会。
1時間ほど昼寝をしたので、気分がスッキリした。

これまでのS隊員の活動内容の報告と、ちょっとしたミーティングを行った。
活動内容を聞いても感じたのだが、彼はカウンターパートに信頼され、良い関係が築けている。自分の方は、カウンターパートとは名ばかりで、少なくとも関係は良いとは言えない。カウンターパートは我々の活動を左右するキーパーソンだけに、任地に帰ったらきちんと今後について話をしてみるか、と2人を見て考えていた。

この「私的報告会」、できれば次の機会も設けたいと思う。




夕食は、S隊員宅でキムチ鍋。
カウンターパートとその奥さん、そしてオーストラリア人ボランティアと一緒だった。キムチ鍋、本当に美味しかった!その後、ビールを呑みながらスキーペアジャンプ競技の爆笑DVDを鑑賞して、12時前には就寝。

朝早かったせいか、疲れた一日でした。

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| トラベル | 2005/08/17 11:59 PM | comments (2) | trackback (0) |
2005/08/16
夕方、同僚とその友人の5人で映画を見た。

『The Great Raid』という映画。
9月の全米公開よりも早くフィリピンで上映されている。
題名だけじゃ内容も分からず、同僚に聞くと歴史の話らしい。
どうも、ハリウッド映画にフィリピン人俳優が出演しているとのこと。

正直、皆で見なければ良かったです。
というより、フィリピン人と見る映画ではないです。

絶対にお薦めしません。


内容は、
太平洋戦争における、捕虜救出作戦を扱ったもの。
第二次大戦中のフィリピンのルソン島に設置されていたカバナツアン捕虜収容所を舞台に、日本軍に捕虜にされた兵士を救出する為派遣された米部隊の実話を基にした物語で、実話に基づいた映画。

映画は当時の映像からスタート。
いきなり日本軍がフィリピン人とアメリカ軍を大量殺戮するところから始まる。

日本軍のアメリカ軍捕虜への目を覆いたくなるようなひどい仕打ち、そしてフィリピン人を奴隷のように扱い虐殺を繰り返す。日本軍の捕虜収容所から、捕虜にされたアメリカ軍を救出するために、アメリカ軍とフィリピン軍とが共同して作戦を練る。
最後は、日本軍は全滅し、アメリカ軍捕虜の救出に成功。
アメリカ軍が日本軍を倒して、日本の占領下にあったフィリピンを救うというストーリー。


途中で、抜け出したくなった。
いくら昔のこととはいえ、両隣にフィリピン人がいる状況で見る映画ではない。
実話なので、個人の勉強としては意味があったが、一人で観るべきだったと思う。

完全に、日本は悪役。アメリカがヒーロー。
おそらく、日本での上映は難しいのではないだろうか。

日本人としてはある一部分だけを映画にして日本が全て悪いように描かれた映画に対して胸くそ悪いとの、日本軍がフィリピン人を殺すシーンが多くあり申し訳ない気持ちの両方が交錯し、映画館を出る時はかなりブルーな気分になっていた。不条理な気がするが、日本人として謝らなければいけないような気持ちにもなっていた。
そうしたら、それを気に掛けてくれた同僚が「確かに戦争で日本人はフィリピン人をたくさん殺したけれど、それはもう過去のこと。今は日本人のことを嫌っている人はいないよ。」と言ってくれた。
何だか涙が出そうになった(泣かなかったけれど...)。


そして、これも何かの縁なのだろうか。
明日から、太平洋戦争におけるフィリピン一の激戦地と言われるレイテ島に行って来る。

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| つれづれ | 2005/08/16 11:59 PM | comments (5) | trackback (0) |
2005/08/15
今日の現地新聞より。
A JAPANESE company engaged in healthcare and public services has decided to invest in the Philippines, particulary Cebu, to come nearer to the country’s pool of healthcare workers, who are “highly respected abroad in the healthcare sector.”

The company’s decision to invest in the Philippines was triggered by a pending bill, which is still deliberated in the Japan Congress, allowing Filipino nurses and caregivers to work in Japan.
先月、日本とフィリピンが進めていたFTA(自由貿易協定)協議が大筋合意されたことを受けて、フィリピン人看護師や介護士を入国人数を限定した上で受け入れることになる。

現在、多くのフィリピン人看護師や介護士がサウジアラビアやイギリスをはじめとして国へ就労している。その数、10万人以上と言う。そして、近い将来、日本がその対象の一つに入る。フィリピン人にとっては、仕事で日本に行くことができ高い給料がもらえる、日本にとっては少 子化・高齢化が進み看護師・介護士が不足する中で優秀な人材が確保できる(言葉の問題はあるだろうが)というメリットがある。


だがしかし、ここで問題がある。
これは、医療の世界だけの話だけではなく、IT業界でも言えること。
自分の技術や能力を活かし、海外で働き高い給料をもらいたいというのは当然の考えだと思うが、優秀な人材が海外へ流出し過ぎていると思う。今回のように優秀な看護師や介護士が日本を含めた海外に流れてしまうと、ここフィリピンの医療水準はどんどん下がっていくと予想される。

これは、日本のプロ野球界と似ているような気がする。
イチロー(元オ)・松井秀(元巨)・石井一(元ヤ)・松井稼(元西)・井口(元ダ)といった超一流の選手が夢とより高い年俸を求めてメジャーに渡った。そして、今後も松坂(西)・上原(巨)・井川(阪)・城島(ソ)・岩村(ヤ)といった球界を代表する選手が近いうちにアメリカに渡ることなるだろう。
それは、本人が決めることだし、野球ファンとしてはメジャーで活躍する姿を見るのも楽しみである。しかし、これだけメジャー指向が強いと、人気と実力のある選手がどんどん日本を去り、日本のプロ野球の人気も実力も衰退してしまうだろう。


現に、つい先日の記事には「6000人の医師が看護師になるために勉強している」ということが書いてあった。理由は簡単で、現役の医師が、海外での需要が大きい看護師に転職し、フィリピンと比べて数倍から数十倍と言われる給料を求めて海外へ働いたり移住したりする。
このままでは優秀な医師ほど、海外に仕事を求めてフィリピンを去ろうとするのではなかろうか。企業や国が高額な教育投資をし、時間をかけて育成した人材が、報酬や労働条件が良い先進国へ逃げてしまうのだ。本来ならば、母国の発展のために最も貢献してもらいたい人材から海外へ流出してしまう。そして一度流出すると帰国しない人が多いと言われる。


フィリピン政府もこの問題(海外流出頭脳流出)は把握しているらしい。
このFTA、「表向きは、フィリピンからのお願いを日本側が聞き入れたかのように伝えられている」らしいが、実際はそんなことはないと個人的には思う。ただでさえ、医師が不足し医療水準が低いフィリピンなのに、海外への門戸を広げれば、流出に拍車がかかるのは当然のことだと思う。

本当にフィリピンのためになるものだろうか。
このFTA、どんな結果を生むことになるのだろう。

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| ニュース | 2005/08/15 11:59 PM | comments (11) | trackback (16) |
2005/08/14
昨日は、早朝からTOEICの受験、その後昼と夜に多くの隊員やセブ在住の日本人が集まり夜遅くまで呑んでいたので、今日はゆっくり。
疲れていたし、寝た時間もかなり遅かったせいか、午後2時まで寝ていた。

しばらく家でだらだら過ごし、SMへ。
家を出たのは午後4時近かった。
今週出掛けるための航空券とフェリーのチケットを購入する。


今週は、何だかとても忙しくなる。
色々なイベントが何故かこの時期に集中してしまった。
オフィスに行くのは月・火のみで、水曜日から細切れに出掛けることになる。


夜は、ストックしてあったサッポロ一番を食した。
既に賞味期限が2ヶ月過ぎていたが、問題なしだろう。


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| つれづれ | 2005/08/14 11:59 PM | comments (2) | trackback (0) |
2005/08/13
TOEICを受けようと思って から1ヶ月。
ようやく覚悟を決めて、TOEICを受験することにした。

以前友人が日本から遊びに来た時に、TOEICの対策本を買ってきてもらったのだが、まだ半分も終わっていない。今日のために駆け込み状態で少しは勉強をしてみたが...どうなることやら。


TOEICを受けるためにネグロス島からセブにやって来たD隊員と一緒に受けることになった。会場に着くと、フィリピーナ2人が既に受付を終えていたので、合計4人での受験となった。


TOEICの受験会場

フィリピンでは、TOEICを毎日受験できる
セブシティにも指定のオフィスがあり、そこで受験可能。
1日2回、午前の部(8:30)と午後の部(13:30)があり、5分前に会場へ行いて所定の手続きをすれば、いつでも受験するできる。受験料は、P1,956.50。結果は5日後に分かり、取りに行くか郵送(有料)かを選択できる。

事前申し込みは特に必要なく、いつでも好きな時に受験できるという手軽さ。
でも、だからこそ、これまで先延ばしにしてしまったんだと思う。例えば、数ヶ月に1回と受験の頻度が決まっていたら、そこに照準を合わせて受験していただろう(と、思う)。

ところで、そんなにTOEICの問題のバリエーションってあるのか?


感想は・・・難しかった。
感触は・・・マズいです。

Listening Comprehensionはフィリピンで生活していて耳は慣れているはずなのに、かなり出来は良くない。また、Readingでは時間が足らず読解問題をやる時間がまったくなかった。正直、もっと出来ると思っていただけに、ショックが大きい。
人生2度目となるTOIECを受験してみて、けっこう凹んだ。


TOEICは、レベルに応じてA(860点以上)・B(730点以上860点未満)・C(470点以上730点未満)・D(220点以上470点未満)・E(220点未満)の5段階に分けられている。

大学4年の時に強制的に受けさせられた時はDレベルだったから、今回の目標はCレベル。いや、フィリピンに来る前の訓練所時代から数えて1年半も英語に触れているのだから、あわよくばBレベルも狙える?なんて高を括っていたが、さすがにBレベルは無理だろう。

TOEICにはある程度のコツがあると言われるので、これを機にしっかり勉強してみようと思う。普段フィリピン人とコミュニケーションを図るために使っている英語だけでは、TOEICの点数はあまり伸びることはないと思う。
フィリピンにいる間にあと最低1回は受験してみよう。


次の土曜日に、結果を取りに行く予定。
予想以上に結果が良かったら、このブログで発表します。
 (多分、予想通りに良くないので発表しないでしょう。)

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| 英語 | 2005/08/13 11:59 PM | comments (0) | trackback (2) |
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