アンコールワット
2006/10/09
「9月19日 ベトナム・カンボジア旅行四日目」その2。
アンコールワットに到着。 多くのバイクや車・バスが停まっている。 ドライバーとは2時間後に落ち合う約束をし、西参道に向かった。 視界が開けると、それはそれは圧巻の景色が広がる。 単一遺跡としては世界最大規模のスケール、すべて正確に計算し尽された幾何学的建造物、写真や映像で何度も見たことのある光景が目の前にあった。数十年前までは密林の奥深くにあった遺跡が、こんなにも輝いて見えるとは。 アンコールワットへ続く参道 アンコールワット内の参道を行く 王様の門入口 アンコールワットの遺跡内 ちなみに、今回の旅で知ったことなのだが、「アンコール遺跡」とは9〜15世紀に栄えたアンコール王朝が建てたものであり、東京23区ほどの広大な地域に幾つもの遺跡が点在している。その「アンコール遺跡」の中で最も知名度の高く、芸術性にも優れているのが「アンコールワット」ということだ。「アンコールワット」は、数多くある遺跡の中の一つに過ぎず、観光客が行ける遺跡もかなり限られているらしい。 スケールの大きさを感じずにはいられない。 アンコールワットは第1回廊、第2回廊、第3回廊に分かれている 第3回廊へ行くにはかなりの危険を伴う 種類数多の壁画が描かれている 遺跡内にいると、日本人の団体ばかりだ。 後ろからついていき、日本語ガイドが遺跡の説明をしているのに耳を傾け、飽きたらすぐに移動をしていた。欧米人の団体も現地の英語ガイドが付いており、後ろからこっそり聞き耳を立てていた。 こういうところでは、自分の好きなように行動できるのはお得だ。 遺跡を一歩離れると、庶民の生活がある 荘厳的アンコールワットとそれとは対照的なのどかさ ほぼ予定通りの2時間歩き回った。 ドライバーを探し、次の遺跡へ移動することにした。 次の目的地は、アンコールトムへ! |
アンコール遺跡へ出発
2006/10/05
「9月19日 ベトナム・カンボジア旅行四日目」その1。
朝食は、パンとスクランブルエッグにコーヒーというシンプルな食事。 朝食中、昨日お世話になったホテルのスタッフにアンコール遺跡群を自分で周りたいためのアドバイスを聞く。すると、地図をくれたりとても親切にしてくれる。しかも、友人がトゥクトゥクの運転手なので、一日チャーターできるとも言ってくれた。ほらっ、と指差した先には、ホテルの前にトゥクトゥクが止まっている。これはタイミングがいいと思い、ぜひチャーターさせてもらうことにした。 ホテルを出て、トゥクトゥクの若いドライバーに挨拶をする。 この時間(朝9時半)から、夕食後までトゥクトゥクをチャーターして$20と言う。相場がどのくらいか分からないが、一日行き先のわがままを言うだろうし、とりあえず値切ることをせずにOKした。ちなみに、トゥクトゥクではなくて、バイクタクシーのチャーターならもっともっと安くできると言う。地図を指差して「この場所に行きたい!」と言えば、遠い遺跡を除けばどこにでも連れて行ってくれるらしい。 チャーターしたトゥクトゥクにて移動 ドライバーの名前はSOKNY(“ソニー”と呼ぶ) まずは、アンコールワットを目指す。 すると、突然高速道路の料金所のような建物があり、ここでそこで遺跡に入るためのチケット(パスポート)を購入する。本当に観光地化されているんだなぁ、と思った。一日券$20・三日券$40・一週間券$80の3種類があり、一日券を購入。これを提示すれば、どの遺跡でも立ち寄ることができる。 ちなみに、カンボジア人であれば、この遺跡群へはフリーで行くことができる。現地人はお得なのだ。まぁ、こういう制度があるから、どの遺跡のどこに居てもカンボジア人はいて、外国人観光客を相手にいろいろな商売をしている。どこへ言っても日本語で話しかけられると、途中からウンザリしてくる。 アンコール遺跡へ入場するための料金所 料金所からも、まだまだ遠い。 けっこう走っても、遺跡のような建造物は見えてこない。 途中、日本人団体客を乗せたバスや、同じようにトゥクトゥクで移動する人、自転車で遺跡群に向かっている欧米人など、色々な観光客に出くわした。 そして、皇居を囲うのと同じような堀が見えてきて、 ついに、視界にアンコールワットが見えてきた! |
カンボジア入国
2006/10/04
「9月18日 ベトナム・カンボジア旅行三日目」その2。
ハノイを発って1時間半、シェムリアップ空港に到着した。 ついにカンボジア到着。 あたりは既に真っ暗だった。 シェムリアップ空港に到着 ビザは事前に取得しておいたが、この場で取得してもそんなに時間は掛からないらしい。空港を出て、現地係員を見つけ、すぐに移動となった。今度は自分一人だけらしい。乗用車に乗り、ホテルに向かう30分間、ずっと明日の予定を聞いてくる。オプショナルツアーを売り込みたいというか、参加させることが仕事なのだろう。でも、申し訳ないが、今回は一人で観光するつもりだったので、きっぱり断ることにした。 シェムリアップの中心地のほぼ近くのホテルに到着。 小さいがキレイだ。部屋もかなり広く、清潔感がある。 既に20:00になっており、ホテルの兄ちゃんに近くにカンボジア料理が食べられるレストランがないか聞いたら、ホテルの隣にあるらしい。徒歩30秒である。他に選択肢もないので、薦められたところに行くことにした。 客は欧米人の夫婦が一組いるだけ。 値段はそれなりに高い。アンコールビールとライスと一品を注文して、$6.5。 アンコールビール カンボジア料理というチキンの炒め物 ホテルに戻ろうとしたら、ホテルの前で若者が遊んでいた。これからディスコに行くから、一緒にどうかと誘ってくる。親切心なのか、騙そうとしているのか、全然読めない。でも、ディスコは別に気乗りしなかったので断った。すると、さっきレストランの場所を教えてくれた英語が達者なホテルの兄ちゃんが、もう仕事は終わったので、バイクでシェムリアップの街を案内してくれると言う。 ホテルのスタッフなら信頼してもいいと思うし、このまま部屋に戻ったら寝るだけになるので、もうどうにでもなれと連れて行ってもらうことにした。 小さいシェムリアップの街を45分ほど掛けて、名所を解説しながら一周してくれた。中心地に行くと、ホテルやレストランの数はすごい多い。自分が持っていたカンボジアのイメージとはかけ離れ過ぎているような感じがしていた。 ホテルに戻り、兄ちゃんにお礼を言い部屋に戻った。 明日は、アンコール遺跡を一日掛けて観光する日。 この旅のメインの日と言っても過言ではない。地図や本で予習してから寝ることにした。 |
ハノイ旧市街を歩く
2006/10/03
「9月18日 ベトナム・カンボジア旅行三日目」その1。
予定通りに起きて、朝食を済ますも、その後部屋でだらだらしていたら、結局チェックアウトした時間は10:20となってしまった。14時にホテルのロビーに集合し、夕方にはカンボジアに向かうことになっているので、荷物をフロントに預け昼間のハノイの街を観光することにした。 ホテルの前のバイクタクシーを捕まえ、$2で行きたい場所まで移動することにした。約15分後に目的地のホーチミン博物館に到着すると、「遠かったから$5払え」とか、真顔で言い出す。「$2って言っただろ!」と言い返すと、どっちに非があるのかを理解していないのか、怒り出し始めた。ちょっとマズいなと思ったが、$2を手渡し、ずっと何かを言い続けているのを無視して、振り返ることをせずに早足で立ち去った。日本人の誰もがこの方法で落とせると思ったら、大間違いだ。 ホーチミン博物館 事前に得た情報の通り、月曜日は博物館は閉館していた。 ただ、近くのホーチミンの家は開いていたので、軽く見学することにした。 その後、ハノイ旧市街方面にバイクタクシーで移動。 今回はぼったくられそうになることもなかった。 ホアンキエム湖の畔から、旧市街へ歩く。 旧市街はこれぞ東南アジアだ、というような雰囲気を醸し出しており、歩いて街並みや店を眺めているだけも楽しい。街全体が活気に溢れていて、歴史も感じさせる下町のようだ。 どこに行ってもバイクだらけ ハノイ旧市街1 − 店が所狭しと建ち並んでいる 12時も過ぎた頃に、バックパッカーが集まっているカフェに入った。 フォー・カオ・ボー(焼きそばみたいなフォー)とアイスコーヒーを食べて、27,000ドン(約200円)。カフェの上から建物や下の通りを行き交う人たちを眺めていた。 昼食後は、約1時間半、ひたすら旧市街を歩いた。 雑貨屋やお土産屋にも立ち寄り、複雑に入り組んだ道を適当に歩く。すると、とんでもない方向に出てしまったので、初めてシクロと呼ばれる人力車に乗ってホアンキエム湖に戻ってきた。 ハノイ旧市街2 − 狭い路地が複雑に入り組んでいる ハノイ旧市街1 − 立ち寄ったマーケット ハノイ旧市街1 − 意味不明の商品が目立っていた 14時にホテルに戻り、現地係員と共にハノイ空港へ。 ハノイ空港では、ひたすら本を読み、時間をつぶしていた。 そして、いよいよカンボジアへ入国する。 |
水上人形劇場を鑑賞
2006/10/02
「9月17日 ベトナム・カンボジア旅行二日目」その4。
ホテルを出て、バイクタクシーを拾うことにした。 バイクタクシーを捕まえようとキョロキョロしていると、一気に5人くらいから声を掛けられる。英語も通じないので、地図を出して、行きたい場所を指差して何とか伝わった。相場がイマイチよく分からなかったが、最初は$5とか言い出したので、「それなら歩く」と吹き、$2まで下げてくれた。後で分かったことだが、10分ほどで行ける距離だとしたら$2でもまだ高い方だった。 そして、ハノイの伝統芸能である水上人形劇場に着いた。 チケットは1stクラスと2ndクラスの二種類がある。1stクラスの前の方の席がよかったのだが、既に売り切れており、2ndクラスのチケットを20,000ドン(約150円)で購入した。 WATER PUPPET THEATRE(水上人形劇場) そして、20:00に開演。 よく見ると、観客の半分以上は日本人のようだ。 劇は1時間。 ベトナム語での人形劇のため言葉はまったく分からないが、歌や声のトーンや人形の動きで大まかなストーリーは理解できる。農村の生活や伝統など普通の暮らしぶりが題材で、水の上を人形が歩き回ったり泳いだりする。舞台の裏で遣い手は人形を操っているらしく、けっこうよくできていて、人形だけが勝手に動いているように見えて面白い。 気付くと拍手を連発していた。 最後は人形の遣い手たちが出てきて挨拶をする 帰りは歩いて帰ろうと適当に歩いていたところ、迷子になる。 けっこう物騒な路地に入り込んでしまい、ジロジロ見られ続けていたので、バイクタクシーに自ら声を掛け、ホテルまで戻ってもらった。さすがに、22時を過ぎていたので、少しはびびってしまった。 部屋に戻ってビールを呑みながら、明日の予定を立てることに。 昼過ぎまでは時間があるためハノイの旧市街に行こうと思う。そして、夕方にはカンボジア入りだ! |