Linuxへの移行
2005/09/21
違法ソフト撲滅運動を受けて、ラボラトリにある全てのPCをLinuxへ移行することになった。そう言えば、Windowsの正規ライセンスを購入するという選択肢は話題にも挙がらなかった。
これまで、ラボラトリではMandrakeやFedora Core、Bayanihanなどの数種類のLinuxディストリビューションを使ってきたが、今回は最近話題の(?!)『ubuntu』を採用することにした。 ubuntuは、当然Linux OSである。 専門的な話になるが、ubutanはDebianベースの新しいLinuxディストリビューションで、多機能かつセキュリティーが確保され、初心者にも使いやすいOSになっている。やはり、ラボラトリではOJTの学生を含めた初心者を相手にするため、“見た目”と“操作のし易さ”は重要なのである。 ubuntuに関する記事によると; ・定期的にアップデートがリリースされる(6ヶ月) ・一定したメンテナンス期間(18カ月) ・もちろん無償で利用できる といった利点が記述されている。 さっそく、同僚と手分けをして順次インストールを始める。 問題なく起動するPCもあれば、うまくいかない場合もある。 特に、NIC(Network Interface Card)が認識されないトラブルが数台に発生。 もちろん、認識されていないから、“ifconfig”をしてもeth0は表示されない(loのみ表示)。 “/etc/network/interfaces”に“auto eth0”や“iface eth0 inet static”とIP address・netmask・gatewayを追記しても変化は無かった。 その後、色々試してはみるが、 ERROR while getting interface flags: No such deviceこのエラーから先には進めなかった。 おそらくNICのドライバの問題であろう。 解決先がすぐに思い浮かばない。 明日は、この続き。 何とかこの問題を解決しないと、次に進めない。 |
違法ソフト撲滅運動
2005/09/20
フィリピンのソフト違法コピー率は72%で、世界ワースト4位らしい。
そんな海賊版や違法ソフトが氾濫しているフィリピン、最近身の回りが騒がしい。どうも、違法ソフトを撲滅させようという動きがあるとか、Microsoft社が政府機関・企業・大学にライセンスの有無をチェックしに来るとか、噂されていた。 これが本当なら一大事である。 これらの事情に詳しい科学技術省の地位の高い方に聞いてみると、NBI(National Bureau of Investigation)・PNP(フィリピン国家警察)・BSA(Business Software Alliance)がチームを組んで、違法ソフト利用有無の抜き打ち調査を行っているとのこと。それが、先週の金曜日と今週の月曜日にかけて行われたらしい。 あるコンピュータ技術隊員によると、この抜き打ち調査により、ある大学では100万ペソ以上の罰金が課せられたり、ある町のインターネットではパソコンが没収されて廃業させられたらしい。 これらの金やPCはどこに消えているのだろうか。 何のための撲滅運動なのだろうか。 ちなみに、先週金曜日にうちの配属先にも調査がやって来たらしい。 当然、既存のWindowsは100%が違法コピーでライセンス無し。自分が配属先から与えられているPCもライセンス無しのWindows XPとLinuxのドゥアルブートであるため、検査されたら即分かってしまう。先週はゲストが来ていたため休んでいたため、この騒ぎの渦中には居なかったのだが、何故か配属先の皆がこの日に「抜き打ち調査」が行われることを知っていた。さすが、政府機関の元だな、と変に感心。ってか、抜き打ちじゃないじゃん。それで何をしたかと言うと、Windowsだけしか入っていないPCはハードディスクを抜いて、それを倉庫に隠し、それらのPCは壊れたことにしたらしい。 ということは、オフィスにある8割が壊れたPCということになる。 でも、フィリピンならそんな状況も考えられないことはないか...。 結果は・・・パス! こんなんで切り抜けられるとは、本当に適当な調査だな。 自分のPCも勝手にハードディスクが抜かれていました。 そして、セーフ。 でも、これじゃいけないと思う。 同僚と話し合った結果、できる範囲のPCからWindowsを削除し、Linux一本化にしようと決まった。自分のPCも研修で使うPCもこれで違法ではなくなる。これまで、研修でWindowsを使うことがあったため、ドゥアルブートにしていることが多かった。なかなか全てのPCに手を加えることに腰があがらなかったのだが、今回がとても良い機会になると思う。 今日は、Windowsマシンからデータのバックアップを終えて終了。 明日から本格的に、全マシンにLinuxをインストールする予定。 そして、晴れて違法コピーから解放され、堂々と胸を張れる?! |
来客者が帰国1
2005/09/18
水曜日からセブに来客していたゲストが今朝、帰国した。
セブ→成田の直行便は、どうしてこんなに朝が早いのだろう。 7:45のフライトだから、早朝5:30にはホテルのロビーに集合しなければならない。 前日、最後の打ち上げとして遅くまで呑んでいると、本当にこの時間に起きるのは辛い。 4泊5日のうち、フリーとなる三日間の行動は; 二日目−セブ市内観光 三日目−アイランド・ホッピング 四日目−ホテル滞在、買い物 というスケジュールだった。 ゲストが宿泊したセブ随一と言われShangri-La's Mactan Island Resort 比較的、のんびりできたスケジュールだったと思う。 二日目こそ雨に降られたが、三日目・四日目は天気の崩れもなく海を満喫することができた。今回のアイランド・ホッピング(今月は既に前回に続き2度目)はヒルトゥガン島とカオハガン島を訪問。こんな南国の開放的な島にいるのに、一人2日酔いのためにずっと気持ち悪そうな人がいたが…それも今となっては笑い話かな。 アイランド・ホッピングで上陸したカオハガン島 ランチを食べたカオハガン島の砂州 それにしても、ホテル内でもアイランド・ホッピング先でも韓国人ばかり。しかも、韓国人は団体で行動するからとても目立つ。そして、タクシーの運ちゃんや現地ガイドから韓国人は良く思われていない。確かに観察していると、日本人と比較してやりたい放題、人の迷惑を顧みない行動を取っていると思う。 滞在中、何も起きなくて良かった。 次は、日本での再会となるだろう! |
日本からの来客1
2005/09/15
昨日から、学生時代の仲間2人がセブに遊びに来ている。
4泊5日の来比。 久々の再会を交わし、サンミゲールビールで乾杯。 アイランド・ホッピングや市内観光を予定しているが、今回は“呑むこと”の比重が高い気がする。昔からの仲間と気兼ねなく過ごせる時間は、とても貴重だ。高い旅費を払ってセブに来てくれることを感謝したいと思う。 何よりも安全第一で、久々の再会とフィリピンを楽しんでもらいたい。 |
科学祭
2005/09/14
セブシティの隣の町・タリサイシティ(Talisay city)で開催されているScience Fiestaに参加してきた。同僚がこれを見学しに行くというので、連れていってもらうことにした。
いわゆる「科学展」のようなイベント。 20種類弱の科学実験装置が設置してあり、それを書かれた説明通りに操作すると、面白く不思議な仕掛けを体感できる。対象は高校生と大学生であり、この日は大型バスに乗って各高校からの生徒が約2000人訪れたらしい。 高校生達は、遠足気分のように盛り上がっている。 それでも、課題があるらしく、熱心に一つ一つの装置を操作してはノートにメモしていた。同行した同僚から「高校生に原理を説明してみたら?」と言われたが、物理や科学は専門外なのでどう考えても説明できるわけもなく、パスさせてもらった。 高校生に混ざって、それぞれのブースをまわった。 熱心にノートをとる高校生 Science Fiesta 会場の様子 フィリピン人って女の子が多いのはなぜ? Science Fiestaを見学するためだけの参加ではあったが、行って価値のある体験だった。 |