暑さの真っ只中
2005/03/31
3月も今日で終わり。
もう、2005年も3ヶ月が経過。 常夏のフィリピンで、最も暑いシーズンの真っ只中で、毎日が本当に暑い。暑い暑いって言えば言うほど暑く感じるんだろうけれど、暑いんだから仕方ない。 毎朝、汗だくになって起きる。 最近起きるのが9時過ぎという自分がいけないのか...。 自分の部屋は風が全く通らないため、ムワっと軽い温室サウナ状態になる。 基本的に、シーズンに関わらず、家にいる間は扇風機は絶えず稼働させている(涼しい月でも扇風機は必要)。夜も“首振り”にして、風量は“強”。昨晩、夜中にあまりの暑さに目を覚ます。すると、扇風機が止まっている・・・家の外も真っ暗。どうも、停電らしい。無風の状態では、横になっても汗が吹き出てくる。あまりの暑さに全裸になろうかと考える(しなかった)。5分待っても復旧しないので、冷凍庫からアイスノンを引っぱり出し、後頭部の下に敷いてみる。ヒヤ〜っとして気持ちよかった。 これから4月、そして5月の中旬までこの暑さは続く。 うだるような暑さに変わりはないけれど、比較的カラっとした晴れのため、日本の夏の酷暑のような気持ち悪さはない。 明日から4月。 プロ野球改革元年 セ・リーグも開幕! |
マーケットの子供達
2005/03/30
カテゴリに、「ひとびと」を追加してみた。 これから機会があれば、セブの現地の人々を紹介していきます。 (決して、話題が尽きたわけではない) この写真は、先週セブに遊びに来たコータ氏が、セブシティを観光中に撮影した写真です。カルボンマーケット付近で遊んでいた子供達の写真を送ってくれた。彼の一番のお気に入り。 マーケット内でカメラを出すのは禁止と命じていたが(危険なので)、マーケットを抜けたところで「カメラを出してごらん」と言ってみる。すると、そこらじゅうで遊んでいた子供達が「自分も自分も!撮って撮って!もしもし!」と集まってくる。あっという間に人だかりができる。 この笑顔、いいね。 セブで、貧しい層に位置する子供達。 中には、服を着てないフルチン(フリチン?)の少年もいる。 でも、こんな屈託のない笑顔をしているのは、幸せな証拠。 日本にこんな笑顔ができる子供はまだいるのだろうか...。 |
週休3日制の導入
2005/03/29
フィリピンの官公庁が週休3日制(4勤3休)を導入。
夏限定、政府機関限定の施策。 来月からうちの配属先も毎週3連休(かな)。 アロヨ大統領は月曜日の夜、来月4日から5月末までの間、全国の政府機関で週4日の勤務体制 を実施する行政命令を発したものとみられている。政府は2002年にも同様の勤務方式を採択している。大統領府で行われた記者会見で、エネルギー担当と予算担当の 高官らは、全国の政府機関職員、140万人のうち70%が今回の勤務方式の対象となると述べた。 こんなことがあるんだ。 突然のニュースに驚いた。 まだ、自分の配属先が週休3日制を採用するか答えを出していないようだが、大いに可能性はある。週休3日となりより自由な時間ができることを喜んで良いのか、限られた任期の中で活動時間が減らされることを嘆いたらいいのか...。 省エネの一環、そして家族サービスの時間が増える、国内旅行者が増えることが各地の観光業が潤う、酷暑の中働かなくて済む、などなどメリットはある。 しかし、そんな簡単なものだろうか。 これまで1日8時間×5日=40時間で行ってきたサービスの質を落とさないために、週休3日中は1日10時間×4日=40時間の労働体制をとるらしい。残業なんて全くしないフィリピンの公務員が一日10時間も働くことができるのだろうか。本当に、これでサービスの質を維持することができるのだろうか。 この「週休3日制」の施策を政府は民間企業にも勧めているらしい。 そもそも政府機関だからできる話であって、品質や生産性の向上・競争力強化が必須となる企業の経営者が乗ってくるとは到底思えない。普通に考えて、週4日10時間働いても、週5日働くのと同 じような成果は上げられないはずである。 また、民間企業には、非常勤で日給制で賃金が支払われている労働者が多い。特にフィリピンでは、この雇用形態が多いと言う。総労働時間が同じでも日給制であれば、給料は減収になるはずである。1日を生活するのに苦労している層の労働者にとっては死活問題となる。 色々書いてはみたが、既に承認されたこと。 もう来週から2ヶ月間導入されるのだ。 導入されたら、週末の過ごし方を練ることにしよう。 日本でこの制度が導入されたら万々歳だな。 日本じゃ有り得ない施策だと思うが、フィリピンのように思い切ったことを見習ったらどうだ。 |
通常の生活に戻る
2005/03/27
ホーリーウィーク明け。
世間の連休前は日本からゲストと行動を共にしており、先週はまるまる休んでいた(職場訪問で20分程滞在はしたが)。長期休暇明けの乗らない気分で久々にオフィスに。 すると、あまり人がいない。 ただでさえ人数が少ないオフィスが、さらに閑散としている。 聞くと、約半数のスタッフはまだ帰省したままで帰ってきてないとのこと。まぁ、ホーリーウィーク( こんなにも人が居ないと、暇である。 プロジェクトの進捗も確認できないし、しばらくこちらも居なかったためどこから手を付けていいか分からない、そしてモチベーションがあがらない。今日は一日何もしなかった気がする。 帰りに「海は見ていた」のVCDを何となく衝動買い。故・黒澤明監督が残したラブ・ストーリーを元に熊井啓監督が映画化した作品というのはどうでもよくて、キャストの中に吉岡秀隆氏がの名前があったから買ってみた。どうして、この作品がフィリピンで売られているのだろう。しかもちゃんと英語の字幕付き。 特売でP75。 初めて見た黒澤作品。 面白くもつまらなくもなかったかな。 日本にいたら、映画館でもレンタルでもまず見ないだろうな。 |
訓練修了から満1年
2005/03/26
3月26日。
去年2004年3月26日、NTCでの派遣前訓練修了日から、ちょうど1年の月日が経ったことになる。 長いようで短かった79日間の訓練生活を終え、まだ雪景色に包まれていた二本松を後にした日。訓練を終了した喜びと、訓練所で出会った人達と別れなければいけない悲しみと、これからフィリピンに赴任する不安・・・色々な感情が交錯していた。 あの日からの1年間は自身の人生のおいて最も密度の濃い、そして新しいことの連続だった。そのため、とてもたった1年前の出来事とは思えない。もう何年も前のことのような気がする。 あの日描いていた、隊員として任地での生活や活動を、いま実施できているのだろうか。 あの時に考えていた記憶の欠片を引っぱり出し、しばし初心に返ってみる。 |