マニラへ上京中
2005/12/04
前回の上京から約3ヶ月。
隊員総会のため、昨日からマニラへ上京している。 空港から隊員ドミトリーに行くのに、P400とかP500と言われ続け、メーターを使ってくれるタクシーを捕まえるまで5台も断った。相変わらずマニラのタクシー事情は悪い...。 今回、我々が隊員総会の担当となっている。 総会担当とは、年に2回開催される隊員総会の運営・実行委員のこと。 そのため一般の参加者よりは2日間早くマニラに上がり、準備をしている。今日も朝からミーティングを行い、担当毎に分かれて仕事を行った。でも、午後にはもうやることがなくなってしまったので、他の暇な隊員達とサッカーをし、ドミトリーに戻ってきてからはプールで水球。久しぶりに駆け回り、もうぐったり...。 このマニラでの滞在中に行うことは、 ●総会準備 ●隊員総会参加 ●健康診断 ●よさこいソーラン練習会の実施(3回) ●よさこいソーランPのミーティング・準備 ●コンピュータ隊員分科会ミーティング と、けっこう盛り沢山。 とりえあず、マニラでの最初の食事は恒例のYOSHINOYA。 (マニラに行くたびに、このこと書いている気がする...) |
国外脱出と絶望感
2005/12/02
世論調査の結果によると、フィリピン人の3人に1人は他国に移りたいと答え、およそ4分の1はフィリピンは絶望的だと考えていることが分かった。随分なアンケート結果だこと。 本当にフィリピン人は海外志向が強い。 稼ぎがいい国へ、簡単に出稼ぎに出てしまう。 そして、裕福な家庭だと一家で海外移住というのも多い。 英語を話すことができるというのが、海外で働くための武器になっている。 高学歴、能力のあるフィリピン人が給料の安いフィリピンに見切りを付けてしまう。優秀な人材の海外流失という政府が抱えている問題は、まだしばらく解決されることはないだろう。 また、「フィリピンは絶望的」という意見は前回調査の11%から2倍以上の23%に増えたらしい。“絶望的・・・”、そこまで言うかなぁ。 昨今の石油の高騰や拡大付加価値税(E-VAT)法の実施が、ここまで悲観的な考えにさせるのか。 |
同僚の日本行決定
2005/12/01
JICAが実施している事業「THE JAPAN-ASEAN YOUTH FRIENDSHIP PROGRAMME」に配属先の同僚を推薦することができる。
日本語で言うと「青少年招聘事業」。 参加資格(年齢18〜35歳、日本への渡航経験のない者)を満たし、審査に合格することが条件となる。合格すると、日本での滞在23日間で、専門分野に関連した視察・講義等に加え、ホームステイや同世代の日本人青年との交流が行われる。 行政・教育・農業など様々な分野があり、「情報技術通信(Information Technology)」分野が来年2月に行われる。これに条件を満たす同僚一人・Rose(24歳女性)を推薦し、9月に必要書類を提出していた。定員は22名。どのくらいの倍率かは分からないが、もしかしたら通るかもしれないとおもっていた。 そして、今日。 オフィスにFAXが送られてきた。 結果は、合格! 来年1月末にマニラにて日本語等の事前研修が行われ、2月1日にフィリピンを発つことになる。受入先はJICA大阪と地方プログラムで、2月23日まで日本に滞在する。 Roseの興奮状態ったら、凄かった。 これまでセブ島・ボホール島以外には行ったことがなかった子が、いきなり日本に行けることになるのだ。事前研修で訪れるマニラでさえ初めてなのである。しかも、航空代から宿泊・食事など諸々に掛かる費用は全てJICA持ち。もちろん、これは旅行ではなくて研修プログラムである。でも、それでも、憧れの国に行けるというのはここまで嬉しいことなんだなぁ。 大阪とは言っても2月は相当寒いだろう。 寒い季節を経験したことのないフィリピン人が、日本の冬をどう感じるのか。今まで話でしか聞いたことのなかった先進国である日本での23日間生活を通して、どんな感想を持つのか。 推薦した身としても、フィリピンへ帰国した後に話を聞くのが楽しみである。 とにかく今は、日本の文化や日本語を事前に学習したいそうなので、できる限り応援しようと思う。 正直言うと、本当に合格してRoseが日本に行けるとは思っていなかった。 もちろん、同僚の若い方では一番優秀で、最も日本に興味があると思ったから推薦したのだが...。他の同僚から見ると「なぜRoseが推薦されて、自分ではなかったのだろうか」と少なからず思っていることだろう。夕方、ちょっと、そんなニュアンスのことを言われて凹んだ。 |
物資が日本を発つ
2005/11/30
ボランティアPの続報。
ボランティア活動については、前回のエントリからそのまま引用。 セブで知り合った日本人でダイビングショップを経営する方が行っているボランティア活動。この活動では、低所得・無収入の家庭、および親に育児放棄をされ日々の食事にも困る子供達に、日本の各家庭で眠っている衣類や日用品を配布するというものである。日本での〆切日が過ぎ、予定通り先週末の26日に発送してもらった。 約100kg集まった物資も、送料の関係で全体の半分以下しか発送できなかった。 残りの物資は来年に回すことにした。あと数週間の時間的余裕があれば、EMSより遥かに安い船便を使うことができたのが心残りである。 発送された荷物はEMSの追跡システムで、現在どこまで運ばれているのかウェブから確認することができる。今日現在でマニラに到着はしているのだが、通関をまだ抜けていないみたいだ。日本から数日でフィリピンに着いたが、問題はフィリピン国内の移動である。フィリピン国内の移動に2,3週間かかることも珍しくないので、まだ手元に届くまで気が抜けない(まぁ、いくら心配したところで早く届くわけではないが)。 物資の調達/送料の寄付金と、多くの方に協力してもらった。 本当に感謝です、ありがとうございました。 協力いただいた物資はフィリピン国内に到着しました。 もうしばらくかかると思いますが、近いうちに手元に届くはずです。 手元に届いた物資は責任を持って、ボランティア活動の中で、クリスマスプレゼントとして子供達の元へ届けます。 |
電線の発火
2005/11/29
今日、研修中に有り得ないことが起きた。
停電については以前のエントリでも触れた通り、頻繁に起きる。雨が降っていなくても、雷が鳴っていなくても、突然停電が起きてしまう。停電が起きて復旧まで待つのも、もう慣れっこ。 今日もセミナー中の午前10時半頃に、突然停電が起きた。 約20人の受講者の作業中に、ファイルを保存する暇なく電気がされた。 これで30分は待機かなと思う。 エアコンが止まり部屋の中が暑くなるため、皆が外に出ようとすると...。 どうも、外が騒がしい。 悲鳴まで上がっている。 どうしたのかと駆け寄ってみると、オフィス内の電線が発火しているではないか。 しかも二箇所で発火しており、危険過ぎてなかなか近づけない。これで火事になる心配はなかったが、電線が溶けた臭いが辺りに拡がり、数分後には電線が数本切れてしまった。発火から約15分が経過した頃に、ようやく消火器(どこから持ってきたんだ?)が到着し、火は消えた。 それにしても電線が発火するなんて初めて見た。 どうも原因は、オーバーローディング(過負荷)らしい。 オフィス内のエアコンとパソコンを使用し過ぎたために発火したとのこと。 鎮火してからすぐに業者を呼んだが、電線の交換をしなくてはいけないため作業に時間がかかる。このクソ暑い日に、どこへ行くでもなく何をするでもなく、4時間近く待機する羽目になった。ほぼ一日が潰れました。 すごい現象を見させてもらったなぁ。 でも、根本的な解決を施さないと、また起きるぞ。 |