タンザニア旅行記 3日目
2007/11/01
【2007/9/2 (Sun) タンザニア旅行3日目】
》タンザニアから帰国《 》アフリカのイメージ《 》タンザニア旅行記 1日目《 》タンザニア旅行記 2日目《 朝5時に起床。 すぐに支度を済ませ、真っ暗なフロントへ。 寝ている警備員起こし、チェックアウトする。 朝方、まばらなタクシーを拾い、空港に向かう。 昨日到着したばかりの空港に、一日も経たないうちに向かうとは...。 6時前には空港に到着したが、まだ発券も搭乗手続きもできないようだ。 コータが言うには、国内線は搭乗手続きが遅れると、すぐにキャンセル扱いになってしまうのだが、今回は早く到着しすぎたようだ。まぁ、乗れないよりはいい。眠い中、窓口が開くのをずっと待っていた。 手続きを終え、7時半にダルエスサラームを離陸。 約75分間のフライト。 だいたい60人乗りくらいの航空機だろうか。 途中、ヨーグルトとパンといった軽食が出た。 そして、窓の向こうにアフリカ大陸の最高峰・キリマンジャロが見えてきた。 頂上部分は雲がかかっていたが、さすがは標高5,895mというだけあり壮大さを感じる。頭頂部には、赤道付近にもかかわらず巨大な氷河が存在するらしい。 8:45にキリマンジャロ国際空港に到着。 ここで、コータが手配してくれた現地ガイド兼ドライバーと落ち合う。 年齢は20代後半くらいだろうか。名前はドナルドというのだが、呼びにくいので、勝手に“ダック”と名付けた。 サファリカーは、四駆の予想以上に快適そうな車である。 本来なら4~6人で貸し切るのが一般的なのだが、今回は二人のみでレンタル。車一台当たりの値段が決っているため、二人で貸し切るとかなり高くつく。今日から3泊4日、ずっと行動を共にするダックと共に、タンザニア空港を出発した。 車の中では、スワヒリ語でコータがずっと会話している。 自分はと言うと、首都のダルエスサラームではあまり見掛けることのなかった、アフリカらしい風景に見入っていた。幹線道路が走っており、村が点在するが、基本的には何もない雄大な景色が続く。村を過ぎると次の村までの50kmは何もないのだ。 途中、ガソリンスタンドでの休憩を挟み、ひたすら車は走る。 車に揺られ続け3時間以上が経過。 観光客をターゲットにしていると思われる土産屋に立ち寄り、ここでランチボックスを食べる。ここの土産屋でコーラを買うのだが、どうも外国人相手に慣れているせいか、通常の倍近くするらしい。隊員で相場を知っているコータが食い下がるのだが、相手は引こうとしなかった。一歩引いてそのやり取りを見学していたが、この隊員の気持ちがすごい分かるなぁ。自分もこうだったんだろうな。 さらに進むこと1時間半、ようやくンゴロンゴロ自然保護区(Ngorongoro Conventuon Area)の入口に到着。ここで必ず手続きをしないといけないし、観光客もガイドと同行しないと中に入ることが許されていないらしい。 ここから舗装されていない道となる。 最初はなんてことなかったが、ここから実に三日間フルに舗装されていない道だと本当に疲れてしまうことを覚悟していなかった。運転をしているわけではないのに、頻繁にある悪路で体がバウンドし、疲労感が積み重なり、体力が奪われてしまうのだ。 ![]() 入口からンゴロンゴロ自然保護区のクレーターが見えるところまでは、そう時間が掛からなかった。目の前に拡がるクレーター内が自然保護区になっており、様々な動物がいるらしい。ここには明後日入ることになるので、今日は上から眺めるだけ。 さらに進むと今日の目的地であるセレンゲティ国立公園(Serengeti National Park)に到着。 ここに入るのにも手続きと入園料を払わないといけない。ツアー料金に含まれているのだが、一日$50/人は高いなぁ。このセレンゲティ国立公園、東京・埼玉・千葉・神奈川の総面積よりも広い。ただ、ただ、広大で雄大で壮大な大地なのだ。 セレンゲティ国立公園に入ると、動物がうじゃうじゃいる。 中でもインパラ・キリン・シマウマの数が多い、インパラなんて、至る所にいて、猛スピードで走る車とぶつかりそうになることもあるくらいだ。途中、動物がいるとダックは車を止め、エンジンを切り、居場所と名前を教えてくれる。ものすごく遠くに居て、指差されても分からないくらい遠くて小さい動物も簡単に見つけてしまう。さすがプロだ。 一番すごかったのは、サファリ初日にいきなり目撃したライオンだろうか。 寝ていたのだが、動物園でも映像でもなく、自然の中の生のライオンを見ることができたのに感動。 辺りが暗くなった17時過ぎ、ようやく今日の宿泊先である「Seronera Wildlife Lodge」に到着した。キリマンジャロ空港を出てから車で8時間も移動していたことになる。さすがに、ぐったり。 この「Seronera Wildlife Lodge」、予想を遥かに超えた素晴らしさ。 サバンナのど真ん中にある楽園という感じだ。 水も電気もないサバンナだが、水は運んできており、電気は自家発電で夜6時から使用でき、ホットシャワーまで浴びられるという贅沢さ。 何よりもサバンナを見下ろす展望台が圧巻。 ![]() シャワーを浴び、ちょっと休憩し、19時頃にビュッフェの夕食へ。 地名にちなんで、セレンゲティビールをオーダーする。 普段の隊員生活では滅多に食べられない食事ばかりが並び、コータはここぞとばかりに鱈腹食べていた。 そして、夕食後はラウンジで飲みながら、タンザニア民族舞踊と堪能。 日本を離れてから、ひたすら移動ばかり。 でも、その甲斐あって、こんな異次元空間に辿り着くことができた。 サバンナの中で迎える夜は最高の気分だ。 【タンザニア旅行記】 ●今日タンザニアへ出発 ●@Tanzania(9/6) ●タンザニアから帰国 ●タンザニア旅行記 1日目 ●タンザニア旅行記 2日目 【関連エントリ】 ●アフリカ大陸へ旅行 ●アフリカへの航空券 ●タンザニア行き決定! ●タンザニアまで1週間 ●タンザニアビザ取得 ●タンザニア旅行の直前準備 ●アフリカのイメージ ●コータとタンザニア隊員 |