同僚が日本から帰国
2006/02/27
JICAが実施している青少年招聘事業に同僚のRoseが参加することになり、大阪に向かったのが今月1日。その後、2度ほどメールをやりとりし写真も送ってもらったが、その後は忙しくてあまり時間がなかったらしい。
そのRoseが23日間の日本滞在を終えて、今日オフィスで久々にあった。 会うや否や「オハヨウゴジャイマス。ドウジョヨロシク」と言われ、頬が緩む。 表情を見ただけで、素晴らしい経験をしてきたんだと分かる。 デジカメで撮った写真が山ほどあり(2500枚?!)、それとスケジュール表を見ながら日本での体験談を聞いた。他の同僚達も集まり、今日は一日ほぼそれで終わった気がする。 23日間のおおよそのスケジュールは以下の通り。 ・マニラ→関西国際空港(飛行機) ・JICA大阪でオリエンテーション&日本語レッスン ・大阪市内観光、USJで遊ぶ ・大阪→東京(新幹線) ・秋葉原訪問、NTT横須賀研究開発センター訪問 ・休みの日に東京ディズニーランドへ ・東京→山梨(バス) ・西湖を拠点に3日間のプログラム ・東京工科大学訪問 ・羽田→高松空港(飛行機) ・香川県にて1週間のプログラム ・香川大学訪問、香川県庁訪問、うどん打ち体験 ・香川県内のホストファミリー宅にて3日間のホームステイ ・香川→大阪(バス) ・関西国際空港→マニラ(飛行機) もの凄いハードスケジュールである。 本当に色々なところに行き、それぞれの地で貴重な体験をしてきたようだ。 気になるホームステイでは、香川県内の家族にお世話になったらしい。 5人家族の家庭で、子供は上から14,11,8歳。英語を話せるのはお母さんだけで、コミュニケーションに最初は苦労したそうだが、子供ともすぐに打ち解けたらしい。外国人を受け入れるのは、Roseが初めてではないらしく、話を聞いて感心してしまった。 夕食はお母さんと一緒に寿司(手巻き)作り。 夜はお父さんと子供達から「コマ」の遊び方を教わる。 翌日には、おばあちゃん宅で着物を着て、お茶の勉強。 土曜日には小学校の校庭でサッカーをし、瀬戸大橋までドライブ。瀬戸大橋下の公園でアスレチックをし、お昼はお手製の弁当を食す。 いやー、すごいです。 Roseは本当に楽しかったようだ。 「一番、印象に残っているところ?」と聞いたところ、 「1つに決められない。日本では全てが印象に残っている。なぜ、日本がここまでの成長を遂げたのか行って見て初めて分かった。皆、歩くの早い。」と返ってきた。 最後に、香川県庁を訪問した時の記事が新聞に載ったそうで、四国新聞をセブに持って来たそうで見せてもらった。Roseも写真付きで載っているではないか。 もしかして、四国新聞のウェブサイトにも載っているかもと検索したところ見付けました。 →国際交流へ抱負−フィリピン青年団が表敬[四国新聞]] →写真も大きく写ってる[四国新聞](左から2番目がRose) 富士山 (久しぶりに見た) 東京ディズニーランド (4年くらい行ってないなぁ) 同僚Roseとお台場 (レインボーブリッジって閉鎖されたんじゃないの?) 【関連エントリ】 ●同僚の日本行決定 ●同僚が日本に行く ●Roseが大阪へ ●同僚からの写真へ |
Geisha映画
2006/02/26
水曜日から上映されていた「Memoirs of a Geisha」、今日見てきた。
タイトルの通り、ある一人の芸者の回顧録。 分かり易い内容で、そして出演者の英語が聞き取りやすい(日本人には)。 でも、全編英語にすればいいのに、挨拶や「ありがとう」・「おかあさん」・「おねえさん」など妙な箇所で日本語が入ってくる。それなら、『ラストサムライ』のように台詞は日本語にして、英語の字幕を付けた方がよかったのではないか。 映画の中で出演者が「ありがとう」と言うと、周りのフィリピン人も「ありがとう」と反復するし、出演者が「こんばんわ」とか「もしもし」と言うと、また皆が連呼する館内が面白かった。 当然ながら日本人の出演者もいる。有名どころだと、渡辺謙・桃井かおり・工藤夕貴・役所広司。桃井かおりは、英語であの彼女の演技をするところがすごい。そうそう、相撲のシーンでは元力士の舞の海が相撲をとっていた。それにしても、主役を張る女優2人を中国人に持っていかれたのは何故なのだろう...。適切な日本人女優がいなかったのかな。もっとも、主演のチャン・ツィイーは、言われなければ日本人と思ってしまうほど素晴らしかったが。 日本では、「SAYURI」としてとうの昔に上映されていたようだ。タイトルを別に日本上映用に、わざわざ変更したらしい(副題として、「Memoirs of a Geisha」は残っていたようだが)。“芸者”という文言を敢えて外したかったのだろうか。 ハリウッド映画が描く「芸者」のストーリーとして、表現や演出の中で、これはいかがなものかと違和感を感じずにはいられない場面も若干あったが、海外でこうやって日本の伝統や文化が映画を通じて紹介されるというのは良いことだと思う。少なくとも映画を見ている人は、日本という国に多少なりとも興味を持つと思う。 ちなみに、この“ゲイシャ”。 セブアノ語では、「Gay siya.(ゲイ シヤ)」となり、意味は「He is gay.」となる。 つまり、“芸者”という言葉はここセブでは、“あいつはオカマちゃんだ!”となってしまう。 “芸者って、女の格好しているけど、本当は男が女装してるんでしょ?” この映画が話題に挙がってから、一体何度この類の説明をしたことか。 芸者のゲイは、“gay”の方ではなく、“versatile”という意味だと...。 でも、いい加減この説明にも飽きてきたので、「芸者=オカマちゃん」でもいいかな。 |
ブログ開設1周年
2006/02/25
2月25日。
ブログを開設してから、ちょうど1年が経過した。 ブログ開設1周年です。 勝手に祝! フィリピンに赴任する前の技術補完研修や派遣前訓練から普通の日記と公開していたし、ホームページ自体は8年前の1998年から開設していたわけで、何が特別というわけではないのだが...。 でも、海外に居ながらにして、ブログを通して、様々な出会いがあった。 いや、ブログでなければ出会えない人との交流もあったと思う(実際には会ってないが)。 ブログを開設するきっかけとなった古田敦也公式ブログは、さすがに監督兼選手という超多忙な中で頻度は少なくなっているが、面白いエントリが更新されています。 今後ともよろしくお願いします。 |
比全土に非常事態宣言
2006/02/24
Cebu Charter Dayのためセブは祝日。
今日から3連休となるのだが、隊員機関紙の原稿作成などやることがあるため、一日家で過ごそうと思っていた。昼頃に起きる予定でいた。 すると朝9時頃、JICA事務所から緊急連絡が入る。 「クーデター計画が発覚し(未遂で終わる)、非常事態宣言が発令される可能性がある。人の集まる所では行かず、マニラへの上京はしばらく避けるように」...と。最初、連絡を受けた時、てっきり「レイテ島で起きた地滑り」の件かと思った。でも、実際は違っていた。こんな時にクーデターを起こそうとするなんて、どうなっているんだ、この国は。 寝ぼけていたので、状況がよく掴めていなかったが、JICAから緊急連絡が入るということは、それだけ事態が深刻ということだ。そのまま起きて、インターネットで情報収集を開始した。 非常事態を宣言 国軍高官のクーデター計画で上記のように、昼過ぎにはフィリピン全土に「国家非常事態宣言」が発令された。 こんなことはフィリピンに赴任してから初めてのことである(2001年にアロヨ大統領が就任してからも初めてらしい)。「国家非常事態宣言」が発令されると、どうなるのか、正直よく分からない。とりあえずマニラ以外の地方都市ではそれほど緊迫した状況ではないのだが、マニラにいる隊員はJICAから外出禁止令が出て、マニラの小学校や高校は急遽休校になったそうだ。 明日はマルコス政権時の民衆蜂起「ピープル・パワー」から20年目の記念日である。節目が重なり、不測の事態も想定されるとして、国家非常事態宣言を発令したのだろう。海外安全情報にも載っており、せっかく観光客を呼び寄せるキャンペーンをやっているのに、今回の件はかなりのマイナス材料となろう。フィリピンペソも下落し続けているらしい。 最近のフィリピンは悪いことばかりが立て続けに起きている。 今日のクーデター計画は阻止できたと言うが、至るところでデモや集会が開かれていた。記念日にあたる明日の動向が気になる。いつ国家非常事態宣言が解除されるのだろうか。全土に発令された国家非常事態宣言だけに、例えマニラにいなくても不安になる。 マニラで警備にあたる国軍(ロイターより) 抗議行動を阻止するフィリピン警察部隊(EPAより) |
再受験を計画
2006/02/23
Anitaの都合で昨日の英語の授業が今日になった。
英語のレッスンも残すところ、あと数回。 自分の英語力が、本当に上がっているか心配になる今日この頃。 そうだ、そろそろTOEICを受けないといけない。 前回のTOEIC受験から既に半年が経過している。今年5月からTOEICの制度が変わるというので、その前に、そして、フィリピンにいる間に受験しておきたい。 セブでは日曜日以外は毎日受験することができる。 フィリピンに来て、任期の終了間際にどの英語力がどの程度になったのかを知りたい気持ちもある(ショックを受ける可能性が大きいが)。 あと一度と言わず、時間はあるのだから、2回くらいTOEICを受けてみようか。 そのためには、まず勉強勉強...。 |