2006/04/26
2003年12月から約2年5ヶ月もの長期間取得した休職期間も今日で終了。現職参加として青年海外協力隊になるために講じてもらった措置である。本当、会社の対応には感謝している。

明日からサラリーマンとして働く。
2年5ヶ月ぶりの復職となる。
スーツを着て、満員電車に揺られて、朝9時に出勤する。


不安が大きく、緊張もする。
でも、ワクワク感も少なからずある。
新入社員だった頃、初めて職場を訪問した時の心境と似ているかな。

気持ちを新たに、明日から頑張っていこう。

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| 帰国後 | 2006/04/26 11:59 PM | comments (9) | trackback (0) |
2006/04/24
帰国して二週間が経過。
帰国直後に抱いていた違和感も、時の経過とともに薄れてきた。こんな風にして徐々に慣れていくのだろう。


最近、自分は何をしているのだろう。
毎晩のように呑み歩き、日本の友人達と会っている。
昼は、物件探しに出掛けたり、車で近隣の街を走ったりした。
でも何だか、物事や目標を達成した後の虚脱感に近い状態になっている。


日本はテレビが本当に面白く、テレビさえあれば何時間でも過ごせそうな気さえする。街に出れば、物・食に溢れており、街もその街にいる人達も皆がお洒落だ。退屈させないような店やレストランが至るところに建ち並んでいる。電車の中では乗客の半数以上が携帯電話をいじっている。

でも、自分は何となくその中に溶け込めないでいる気がする。
毎日毎日笑顔で幸せそうだったフィリピン人に囲まれていた2年間と、物・食・情報すべてがこんなにも豊かなのに「目が死んでいる」人が多い日本・・・もちろん2年前の日本と何ら変っていない、自分の中の意識だけが変ったのだろうと思う。

フィリピンの日常の娯楽といえば、カラオケ・ディスコ・酒を呑む、あとは海に行くことだけだった。それしかなくても、毎日が楽しかったように思う。日本での日常の娯楽と言えば、数え切れないくらい選択肢はあるだろう。でも、何だかイマイチなのである。今は、そう感じずにはいられないのだ。呑んでバカをしている時でも、協力隊として赴任していた頃のことを思い出したりしてしまう。あの頃は良かったなぁ、と。


今週からは職場にも復帰する。
いつまでも過去を振り返ってばかりいてはダメだ。
もう隊員ではないのだから、日本人として日本で前向きに生きる。



2006年4月21日(金) 神宮球場にて
東京ヤクルトスワローズ vs 横浜ベイスターズ
「神宮での横浜戦、3点を追うスワローズは8回裏、米野選手、青木選手のタイムリーで1点差に詰め寄ると、 代打・土橋選手がレフト線へ2点タイムリー二塁打を放ち、5対4で劇的な逆転勝利を飾りました。(公式HPより)」
古田監督のブログにもこの試合のことが書かれています。

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| 帰国後 | 2006/04/24 11:59 PM | comments (2) | trackback (0) |
2006/04/19
フィリピンに赴任する前、79日間の派遣前訓練で寝食を共にした生活班の飲み会が昨晩あった。

平成15年度3次隊・二本松訓練所の「5班」。
訓練中に男子8名が全員坊主にしたという他の班から変な目で見られていた個性豊かな班だった(その時の日記はココ)。

男子8名・女子8名の合計16名。
ただ、任期延長が3名おり、まだ帰国していない隊員もいる。
また、帰国後もメールでしか連絡手段がないため、メールチェックをしていない人はこの集まりがあることすら知らない。そんなこんなで半数の8名が集まった。自分以外は、マラウイ・ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ・ケニアといった全員2,3日前にアフリカから帰国した人達。


満2年ぶりの再会だったが、皆思っていたよりは変化はない。
でも、アフリカ帰りの隊員は見るからに新宿には絶対いない人種のような雰囲気を醸し出している。それが、独自のファッションなのか内面からのモノなのか分からない。訓練所時代の懐かしい話、それぞれの任地のことを語り合った。実際に会って話してみると、2年間遠くの任地でそれぞれが離れていたという違和感がまったくない。そんな楽しいひと時だった。

一人一人と帰ってはいったが、途中でマラウイ帰りの二人と合流し、結局4時前まで新宿で呑んでいた。


次は、全員が帰国した時に「5班同窓会」をやろうということになった。
おそらく8月か9月になるだろう。
日本全国に散っているため全員が集まることは厳しいかもしれないが、何とか予定を調整して皆が集まれる会にしたいなぁ。

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| 帰国後 | 2006/04/19 01:27 PM | comments (0) | trackback (1) |
2006/04/17
以前にも触れたことがあるが、自分は青年海外協力隊という身分である(正確には「あった」)が、協力隊に参加する前まで勤めていた会社にも籍を置いている。

これを「現職参加隊員」と呼ぶ。
「現職参加」とは、日本での勤務先を退職することなく、休職・長期出張・派遣法等の措置により、被雇 用者(社員・職員等)としての身分を残したまま隊員になることである。

つまり、隊員としての任期を終えれば、日本社会に復職することになる。


今日は、日本社会復帰への第一歩。
人事担当の方と面談をし、新しい配属先を相談・決定するために会社に向かった。

スーツに身を通すのはいつ以来だろう、と考えるほど、スーツを着ていない。1年半以上はネクタイも締めていないと思う。Yシャツ・ネクタイ・スーツを着て、奥にしまってあったカバンと社員証を探し出し、革靴を履いて家を出る。そんな当たり前の一連の行為が、何だか、とても新鮮な感じがした。

フィリピン赴任前に、技術補完研修(1ヶ月)と派遣前訓練(3ヶ月)があったので、実に2年4ヶ月ぶりに会社に入ることになる。超高層ビル群の中でそわそわし、ビルの受付でもそわそわし、つい一週間前までマニラの街をTシャツ・ビーサンで闊歩していた自分を思い浮かべると、あまりもの違いに笑ってしまった。職場に入った時の周りの反応などを考えると、新入社員の時のように緊張していた。

理解のある会社、理解のある担当者のおかげで話はうまく進んだ。
まだ、具体的に復職した際の配属は決まらないが、自分なりの考えやビジョンを話し、今後挑戦してみたいこと述べた。2年4ヶ月のブランクは相当大きいことは自分でもよく分かっている。どうせ同じゼロからのスタートになるのであれば、元の部署には戻らず、今まで知らなかった部門に触れてみたいというのが現時点での希望だ。もちろん、人事というのは必ずも希望が通るものではないというのは分かっているが、そのように仕向けてくれるとのことだ。


夜は、仲の良い会社の同期3人と新宿で呑む。
うち2人が結婚していたのは正直驚いたが、この歳にもなれば普通なのかもしれない。
会社・組織のこと、仕事のこと、同期の動向、くだらないことなど、酒を呑みながら話していたらあっという間に時間が経ってしまった。
月曜日から付き合ってくれて、ありがとう!


来週から職場復帰をする。
かなりの不安があるが、もうなるようにしかならない。
なかなか協力隊の経験を直接的に活かせる業務というのは難しい気がするが、間接的にでも時間が掛かっても何とか会社に恩返しをしていきたいと思う。

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| 帰国後 | 2006/04/17 11:59 PM | comments (0) | trackback (0) |
2006/04/16
帰国して一週間が経過。
フィリピンにいた時はほぼ毎日チェックしていたフィリピンのニュースも、日本にいると関心が薄くなってくる。こうやって、徐々に変化していくのだろうか。

こっちの生活はと言うと、幾つか呑み会があったり、週末に塩原温泉に行ったりはしたが、今のところ暇である。実家にいる時間が多い。この時間を利用して国内旅行に行こうと考えたりもしたが、なかなか腰が上がらない。


前回のエントリにも書いたが、フィリピンで2年間生活し帰国すると様々なことに違和感を覚える。まだ1週間しか経っていないが、自分が感じたこと・驚いたこと・感動したことをまとめてみようと思う。

帰国後の1週間
 ●電車に乗るのにあたふたし、
 ●全てのモノが高く感じてコンビニでも何も買えず、
 ●コンビニやレストランの店員の対応が本当に素晴らしく、
 ●そのため、ついついチップをあげたくなってしまい、
 ●新しい札に載っている知らない顔にいつも違和感を抱いてしまい、
 ●お湯シャワーが勢い良く出るだけで小感動し、
 ●トイレが勢い良く流れるだけで大感動し、
 ●トイレのウォシュレットが気持ちよくて10分居座ってしまい、
 ●水道水が飲めてしまうこと驚き、
 ●皆が日本語を話しているだけで嬉しくなり、
 ●でも、それは自分の独り言を全員が理解できるということであり、
 ●皆が色白なのがちょっと不思議に感じる

毎日でした。



これまで当たり前だったちょっとしたことに驚いたり、疑問を持つことがある。2年間での発展途上国で暮らし、日本という国が客観的に見られるようになった、と思う。例えば、自動販売機の多さだ。フィリピンでは数回しか見たことないモノだったが(フィリピンだったら自動販売機はすぐに破壊されてしまうだろう)、ここ日本では至る所に自動販売機があり、ドリンクをはじめとし色々な商品がその場で購入できる。後は、時間の正確さだろうか。先週、日比谷線を利用した際に、たった2分電車が遅れただけで、謝罪のアナウンスがあったのには「すげーな」と心の中でつぶやいてしまった...。


この(驚きや感動の)頻度も日本での生活の時間経過と共に減ると思うが、こういう気持ちは大切にしていきたいと思う。このような海外で経験した者の客観的な視点というのが、今の日本社会には必要となってくるという話をよく聞く。ましては、途上国で草の根的な活動をした経験をした人はそう多くはないはずだ。それを、これから還元していくのが我々の役目であると思う。

急がず、ヒナーイ・ヒナーイ(ゆっくりゆっくり)で慣れていこう。

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| 帰国後 | 2006/04/16 11:30 PM | comments (2) | trackback (2) |
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